第三十章54 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)4】54/7名目の下手人【レベル7】(【女?/妾(わらわ)】)05
【仁愛】の即答に【蝶鳥】は、
『ほぉう・・・
逢ったばかりの吾を信じるとな・・・
して、その根拠はなんじゃ?』
と聞いた。
【仁愛】は、
「会話を通して、その方が出来る者かそうで無いかは大体わかります。
貴女様は慎重かつ大胆な思考を持つ方と推察いたしました」
と答えた。
『吾が嘘の情報を握らせようとしているとは思わなんだのか?』
「いいえ。
嘘の情報を握らせても貴女様には何の得もございません。
貴女様は【真の強者】を警戒なされている。
その貴女様が【下手人】をかばう理由はございません。
むしろ、貴女様の名前を利用して、悪事を行っている。
それを貴女様が許すはずがありません。
間違っていますか?」
『よく、わかっておるではないか。
どうじゃ?
お前さえ良ければ、吾の配下に加わらぬか?
お前は優秀そうじゃ。
さぞ、吾を楽しませる事が出来るのじゃろうて』
「ありがたいお言葉ですが、謹んで辞退させていただきます。
わたくしは【芳一殿】に嫁いだつもりでおりますので、夫の許可なく、誰かの配下にはなれません」
『ふんっ・・・
あの無礼者か。
あんな男の何処が良いのじゃ?』
「あぁ見えて、結構、面白いお方なのですよ。
貴女様が【贄喰威】と言うお立場で無ければ結構気の合う仲間として話が出来たかも知れません。
わたくしはそう見ていますが?
少なくともお二方とも知性のかけらもない輩とは違うと思っております」
『そうか。
残念じゃが、お前の事は諦めるとしよう。
お前は殺したくない。
じゃが、時折、吾の話し相手になっては貰えぬか?』
「それくらいであれば。
メル友というやつですね」
『メル友?』
「通信で連絡を取り合うお友達ということですよ」
『そうか、メル友か。
気に入った。
では、【012番】を呼び出せ。
役立たずとチェンジじゃ』
と言う話になった。




