第三十章52 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)4】52/7名目の下手人【レベル7】(【女?/妾(わらわ)】)03
【蝶鳥】とは代表して【仁愛】が話すことになった。
【蝶鳥】は、
『何と言おうが吾は引き渡さぬ』
と突っぱねる。
【仁愛】は、
「えぇ。
わかっています。
貴女にはその権限が無いのでしょう。
【芳一殿】も酷な事を言われたものです。
【芳一殿】に代わってお詫びいたします。
【影武者】が居るのに、わざわざ、直接本人がわたくし達と逢うはずがありません。
貴女も【影武者】なのですよね。
そして、本物はそこの侍女の方の目を通してわたくし達を観察しておられる。
その方だけ、他の侍女の方と比べて、視線に違和感がございました。
なので、そう言う事なのだろうなと感じました。
如何ですか?わたくしの推理・・・と言う様な上等なものではないとは思いますが・・・」
と言った。
【蝶鳥】改め、【蝶鳥の影武者】は、
『な、何を馬鹿な・・・』
と狼狽える。
そこで、【仁愛】に指摘された侍女の1人が、
『もう、良い。
使えぬ奴じゃ。
お前はお役ご免じゃ。
下がれ。
吾が出る・・・
吾の【影武者】の中に、【下手人】が居る。
そう、申したな?
詳しく聞こう。
が、悪いが吾は直接、表舞台に出ることはない。
この侍女の口を通してでの会話となるがかまわぬな?』
と言った。
【仁愛】は、
「えぇ、かまいませんよ。
わたくし達が用があるのは貴女様ではなく、その【影武者】を勤めている【下手人】です。
なので、貴女様にご足労願う必要はございません」
と言った。
【蝶鳥】の目の【侍女】は、
『良いだろう。
気に入った。
お前との会話は楽しい。
お前の話ならば聞こう。
さっきの男は無礼だったから聞く気は無いがな』
と言った。




