第三十章39 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)4】39/6名目の下手人【レベル6】(【女?/僕】)04
【パズル】の説明に、おののく、【シテェヤタリ】は、
『そんな訳無い・・・
この力は絶対だ』
と言った。
【パズル】は、
『だったら、試してみれば良いよ。
どれが良い?
貴女の希望する【真の強者】の属性で対処するよ』
と余裕の応答だった。
『全部違う。
絶対に破れない。
出来るならやってみろ?
やれるものならやってみるがいい。
全部徒労に終わるはずだ』
『面倒臭いな・・・
じゃあ、リクエストに応えて4つ全てで対応するよ。
まずは、【謎】だ。
君の【術式】は、特定の動作を私に視認させる事で発動するタイプが、20種類中、ちょうど4等分の5つ、合計5000種類で展開されているよね。
それが見えていると言う事で、指摘させてもらうよ。
小石を拾ったよね。
後、小指と中指を立てて他の指を閉じたね。
右を向きながら気配を左にやってたね。
三段ジャンプした後、回転したね。
左手で顔を隠したよね。
まだ言おうか?
【あ】と言う口で【う】としゃべったよね。
横飛びをした後、後ろに3歩下がっていたよね。
ウインクを右で5回した後、左で7回したよね。
拍手をするふりをしてしなかったよね。
回れ右をしてからジャンプもしてたね。
三歩歩いて19歩走ったよね。
これらは予め指定しておいて、その通りの動作を私が視認した事で発動の条件になるタイプだ。
これを5000種類やってたよね。
それで、5つの【反話結界】が形作られた。
それが、5つの【反話】の秘密だ。
【謎】についてはこれで良いかな?』
と指摘した。




