第三十章33 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)4】33/5名目の下手人【レベル5】(【男?/私】)12
【10番】が【グェシュニ】を見つけた時、彼の手元には、
【禁形】の、
【時間制限付き】の【不完全型】の【レベル4】2体、
【時間制限付き】の【不完全型】の【レベル7】1体、
【ぬけぐるみ】の、
【時間制限付き】の【不完全型】の【レベル4】2体、
【時間制限付き】の【不完全型】の【レベル7】1体、
の6体は無かった。
何者かにそれらを渡した後だった。
【10番】は、
『【禁形】と【ぬけぐるみ】をどこに隠したの?』
と聞いた。
【グェシュニ】は、
『もう、私の手元にはない。
渡してしまった。
取り返す事は不可能だ』
と答えた。
【10番】は、
『バカね・・・
私が、【真核名絶対技】で貴方の絶対支配権を手に入れれば、事は住む。
貴方は自ら自白する。
それがわからないの?』
と言った。
【グェシュニ】は、
『バカは君だ・・・
私はあの方のためなら何でもすると言った。
何でもだ』
と言う。
【10番】は、
『何でも・・・?』
と言った瞬間、【グェシュニ】は、
『ぐはっ・・・』
と血反吐を吐いた。
自ら、【真核名】を破壊したのだ。
【10番】は、
『何て馬鹿な事を・・・』
と言った。
【グェシュニ】は、
『な、何度も言わせるな・・・
私は愛のためなら何でもする。
なんでも・・・だ・・・』
と言って事切れた。




