第三十章2 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)4】2/3名目の下手人【レベル3】(【男?/儂(わし)】)2
【10番】は何処に向かったか?
それは、【贄喰威】の序列13位、背中に【白銀髑髏】4つのタトゥーをした存在である【死のコレクター/クォレクトゥア】の所だった。
【クォレクトゥア】は、
『私の城へようこそ。
また、いらしたのですね。
ですが、私は【下手人】ではありませんよ』
と言った。
【10番】は、
『お前はそうでしょうね。
でも、前に私に対応した時は、違っていた。
お前と【下手人】は、2人1役。
【パズルちゃん】には他の者が対応していた。
そして、【芳一殿】には、1人、私に1人が対応していた。
これはどういう事かしらね?
分裂?
いいえ違うわ。
お前と【下手人】は2役を手分けして当たっていた。
【芳一殿】にはお前。
そして、私には【下手人】が対応していた。
お前は私に会った事がある様に話しているけど、私は違和感を持っている。
お前とあの時の【下手人】は別人だ。
断っておくが、【犯人隠匿】も処罰の対象だ。
お前と【下手人】が裏でつながっているのは解っている。
同じ罪でしょっ引かれたいか?』
と言った。
【クォレクトゥア】は、しばしだまり、
『・・・仕方ないわね。
じゃあ、契約は解除するわ。
レアな死体をたくさん用意してくれると聞いていたから匿ったんだけどばれちゃったらどうしようも無いわね。
出て来て頂戴。
契約は無しよ。
死体はいらない。
勝手にそっちでやりあって頂戴。
ここから私は無関係よ』
と言った。
すると、【クォレクトゥア】そっくりな存在が現れ、
『やれやれ・・・
やはり、【贄喰威】との口約束などするものではないな・・・
【インパーソネーター契約】は破棄か。
あっさり裏切りおってからに・・・』
としゃべった。




