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第三十章11 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)4】11/4名目の下手人【レベル4】(【女?/あたくし】)04

 【金太】は【銀侍】ほどの戦闘力は無い。 

 だが、曲がった事が嫌いな性格であり、【芳一】とは相性が合っていると言えるだろう。

 【芳一】も間違った事には過剰に反応する事があるからだ。

 【芳一/金太】は、

「悪党共、かかってこいやぁ~っ」

 と雄叫びを上げる。

 【銀侍】は創作バトルが得意であり、何もない所から力などを持ってきたりして色々アレンジして使い、いずれは【アンサー・フォース/答えの力】と言うのを身につけている。

 だが、一度やってみて、身体に負担が大きい事を感じた。

 【銀侍】はラスボスと渡り合うだけありポテンシャルが高すぎるのだ。

 そのため、中年男性である【芳一】には負担が大きすぎた。

 だが、【金太】くらいの力であれば、負担は少ないと考えてのチョイスチェンジである。

 【金太】にも【キーアクション】と言う独自の力がある。

 【キーアクション】とは何か?

 それは、対象者の【核】を突く事により、鍵穴が出現し、そこに【鍵】となる拳を突っ込み、回す事で、相手の力を分解出来ると言う【異能】である。

 【フィクション・レジェンド1/フィクション・レジェンド】は【銀侍】や【カノン】、【クスンタティーア】だけでは無いと言う事だ。

 多彩なキャラクターがたくさん登場している【キャラクター】の宝庫である。

 つまり、【銀侍】を選ぶ必要はない。

 思いついた【キャラクター】で戦って行けば良いのである。

 上手く行かなければドンドン、キャラクターをチェンジしていくだけの話である。

 【芳一】はこの機会に色々【キャラクター】をチェンジして、自分の身体に合った【キャラクター】を探すつもりでいた。

 対する、【味覚旨味(仮名)】の方は、【闇落ち演者】と言う【反話】を展開させていた。

 【闇落ち演者】とは何か?

 簡単に説明すれば、【闇落ちした女優】、【闇の演技をする女優】と言う存在である。

 【芳一】の【フィクション・レジェンド1/フィクション・レジェンド】風に説明すれば、【メインヒロイン】である【カノン】の双子の姉、第六王女、【ソナタ】が持っている異能である【CV4(シーブイフォー)】と言う力と少し共通点があると言えるだろう。

 【ソナタ】は【銀侍】の物語である【風の星編】での【(サブ)ヒロイン】である。

 【CV4】の【CV】とは【キャラクター・ヴォイス】の略であり、【4】とは、

 【ソプラノ】、

 【アルト】、

 【テナー/テノール】、

 【バス】、

 の4つの声色を示す意味であり、それぞれ、【声霊(せいれい)】として、【器】に憑依する事で、様々な【ゴーレム】を動かす事が可能になるという力である。

 それに対して、【闇落ち演者】とは、演じる事によって、演技からその【キャラクター】そのものへとなっていくと言う偽物から本物へと成り代わっていくと言う設定の【キャラクター】である。

 主に、【女優】がメインであり、【男優】は【女優】を持ち上げるための脇役、【雑兵】などを演じる。

 様々な、【闇落ち演者】のグループが存在し、【バンド】などの様にチームで行動する。

 そう言った感じの敵となる。

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