第三十章10 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)4】10/4名目の下手人【レベル4】(【女?/あたくし】)03
【ニククラゥ】の罠により5つに分断された【芳一】達だったが、その全ての戦いを追うことは出来ない。
よって、今回も【芳一】を中心に中継したいと思う。
【芳一】は、【ニククラゥ】と対峙するとき、他のメンバーと離れた位置で話していた。
そのため、【芳一】だけは1人で取り込まれ、他の仲間が残る4体の【新動塊】/【虚塊】の作り出す【反話】の世界にそれぞれ取り込まれた事になる。
【芳一】を取り込んだのは、【味覚旨味】である。
この【味覚旨味】と言う名前、実は【フェイク】である。
意味の無い名前として名乗らせている。
これは、【10番】に対する対策だった。
【10番】には、【NNJ】特有の【能力】である【真核名絶対技】と言う真の名前を言い当てた時、自在に生殺与奪命令権の権利を得る事が出来るのである。
【ニククラゥ】は、【NNJ】のその力を知っていたため、警戒したのである。
だが、実際には、来たのは【芳一】達だったので、【芳一】や【パズル】用に張っていた勢力分断の罠を発動したのである。
こう見えて強かなのだ。
だが、【芳一】は、
「無駄な事を・・・
そっちがその気なら・・・
・・・【世界観展開】/【アンサー・クリエイト】/【投影身】・・・
【モデル】/【フィクション・レジェンド1/フィクション・レジェンド】/【サブ主人公】/【芦柄 金太】・・・」
とつぶやいた。
【フィクション・レジェンド1/フィクション・レジェンド】では、基本的に6つの本編からスタートし、【謎の星編】で主人公達が合流する事になっている。
【主人公】の【銀侍】は【風の星編】、
【ヒロイン】の【カノン】は【水の星編】、
をそれぞれ冒険している。
それとは別に、
【銀侍】の義兄、【芦柄 金太】を主人公とした【土の星編】、
【銀侍】の義弟、【芦柄 銅三】を主人公とした【火の星編】、
【地球】からやってきた【天使】を【悪魔】の子を主人公とした【光の星、闇の星編】、
【偽クスンタティーア】の少女を主人公とした、【偽ラスボス編】、
の6つが展開されている。
つまり、【銀侍】と共に孤児院で育った義理の兄が【金太】なのである。
【芳一/金太】は、
「さて、いっちょ行くか」
とつぶやいた。




