ハード・オブ・サマー・エンド
屋上を開放した俺は他の二人を連れて屋上へ足を伸ばした
ガチャっ・・・・ギイイイイィィィィ・・・・・・
そこにいたのは、でかい蜘蛛のような化け物
「な・・・なんなんだよこいつ!」
と叫ぶβ
「知るか!てめえらの学校だろうが!」
と叫ぶ俺
・・・・・・なんとその周りには百を越えるゾンビが集まっている
「・・・・・・クソッ!」
舌打ちしながら考える俺
「γ!皆を呼べ!大至急だ!」
と怒鳴るβ
パラララルルル・・・・・パララルルル・・・・・
<こちらΨ!どうした?>
<屋上に変なでかい蜘蛛がいる!>
という会話の後さっき見つけた男性が
<そ・・・・それは・・・・・ベロニカじゃないか!?>
「かせっ電話!」
といって電話をもぎ取る俺
<こちらτ!なんなんすかベロニカって>
<・・・・アンブレラの・・・・・生物兵器だ・・・・・・>
<<<生物へいきぃ!?>>>
<・・・・・ああ、私は元社員だから知っている・・・・・そうなると・・・・裏でアンブレラが操っている可能性が・・・・・>
<この化け物の弱点は何なんだ!>
<酸だ!!酸に弱いはずだ!・・・・だが、気を付けてくれ・・・・そいつは白い糸を出して相手の自由を奪う!>
ブシャァーーー
「うわぁ!」
γがその糸に絡まれた
「くっくそ!」
γがゾンビに囲まれた
「危ない!」
ぎゃああああぁぁぁああああ
γの悲鳴が俺の声を掻き消した
「ああ・・・・あ・・・ぁ・・・・こんな・・・・・ことって・・・・・・・」
「ぐぅぅぅぅうぁぁぁぁぁ」
と奇声を上げる俺
記憶が無かった・・・・・・
音も聞こえなかった・・・・・・
ただ・・・・・
気が付いたらめちゃめちゃにゾンビを殺してた・・・・・
「死ねぇ!死ねぇ!」
「地獄に落ちろぉぉぉぉ」
・・・・・あの時は・・・・・なんであんなに力が出たのか分からなかった・・・・・・・
頭が・・・・おかしくなりそうで・・・・・弾が切れても殴りかかってた・・・・・・生きてるのが不思議なぐらいだった・・・・・・
あいつらを殺してから、γの死体を見たとき、・・・・・・嘘だと思った・・・・・
ただ・・・・・俺は呆然と・・・・・・時がたつのも忘れてそこに立ち尽くしていた
俺は、夏の終わりを感じていた・・・・・・・