『実況する、意識原論』・・・『詩の群れ』から
『実況する、意識原論』・・・『詩の群れ』から
㈠
実況するのは、俺もお前も、我々だろう、だろうだ。
何だって、実況、一体何を言ってるんだい、え?
それは、実況パワフルプロ野球のことさ、だろうだ。
野球の話か、確かに、パワプロも、ファミスタも、良くやったよ、だろうだ。
㈡
そうか、つまり、実況という意味においては、パワプロが一歩リードという訳だろ。
だろうだ、しかし、昨日は変わった夢を見たよ、何かの発表会なんだが、だろうだ。
だろ、そういう夢もまた、実況の支配下に置かれる訳さ、だろうだ。
だな、それは、もしかすると、意識の原論を、指しては居まいか、だろうだ。
㈢
つまりは、実況する、意識原論ってことで、気分上等だよ、だろうだ。
成程な、我々の為の我々、実況も、大盛況ってことさ、だろうだ。