乙女ゲームねぇ?
婚約破棄の第三者の目線で書きました。七人目です。
前回の話しが、文字オーバー。一人追加で、いつの間にか七人目。削った設定を書きました。かなり話しが、ズレましたが、温かい目で読んで下さい。
俺は、ウェイク・スピアーノ
今の私の仕事は、侍従だ。
上司にあたるのが、第三王子、ステルビオ殿下。
そしてこの王子様、転生者だと思う。
何故なら俺も転生者だからだ!
俺は、異世界転生したくなかった。
アニメ 見れない! 漫画 読めない!
更に、ガ○プラ無い!
作って無いのが、部屋に積プラ(山積み)だから!
ガ○ダムの話しで、様子を?と思ったが、
殿下を見てる内に、絶対に黙っている事にした。
気が付か無いと思っているのか、かなりやらかす。
剣の訓練で些細な怪我をし、手当ての最中
「治療魔法で治さないの? てか、ポーション無いの?」
と聞いてきたからな!
「治療魔法は、在りますが? それほどでは?
後、何ですかそれ?」
どう見ても、術者を呼ぶほどの怪我?
それに、ポーション無いから!
「じゃあ、蘇生魔法は? 死んだ人間が、生き返る魔法!」
「?」
解らない振りをするため、俺の出来る最大限の冷めた目(何言ってんのこいつ?見たいな目)で、見下しました。
いらない事をツッコミそうで! ボロまで出そう。
それからは、この方法が、殿下には良く効く事が解り、あえてこの態度を取る様にした。
魔物の話しでは、ウズウズしてたなぁ?
「身体能力向上する何か、無いですか?
能力とか、薬とか、道具とか!」
スキルですか? せ○ずですか? アイテムですか?
殿下。 多分無いですよ?
更に、国の騎士達による討伐隊の話しになり、明らかに肩を落としてたけど?
何を思い付いたのか、片っ端から本調べては、
ブツブツ言ってたけど、全部、聞こえてるからな!
「ダンジョン…無いのか。 アイテムゲットだぜっ! 出来ねぇ」
「アイテム…無いのか。 聖剣欲しかった。勇者の剣、ネットショップにすらあったのに。」
「錬金術…無いのか。 可愛い女の子のホムンクルス。 造り出して見たかった。」
「ユニコーンの角とか、マンドラゴラとか…無いか。 エリクサー作りたかった。」
俺だって造りたいよ!
ユニコーンと言えばガ○ダムUC! 角と言えば、俺的には、マ○サイ。 Z版をゴーレムで、フィギュア制作!
自由自在な可動ギミック搭載 (MG)の自立で運動可能な(PG越え!)とか 最高だろ!
更に、ハン○ラビ専用携行武器! 海ヘビ装備させたい! ベース○ャバーに乗せて!
本気で、錬金術ありませんかねぇ?
あと、町にお忍びで、出かけたいとか
安全の為、護衛が傍にいた方が都合上楽なうえ、
変装すると、護衛が離れるし迅速に駆けつけられ無いので、身分を明かして、傍に護衛をつけるよう話したのだが殿下は、
「変装…。 変身魔法無いのか? 獣化アイテムとか? 獣人化…それいいかも! 耳とシッポで…ぐふふっ!」
ど○ぶつの森に迷い込んだ様です。 暫く帰って来ませんでした。
ちなみに殿下には、婚約者がいない。
陛下から密命を受けていて、近付け無い様にしている。
小さい頃に殿下は、可愛い女の子にプレゼントと言い、毛虫やカエルを差し上げていた。
その事で、候補者だった令嬢達は、未だ近付かず…。
普通考えれば解るはずなのに、間違ってますからね? 構ってアプローチ!
俺の立場ですが、陛下から側近より、侍従のがいいようで、
兄弟であられる、二人の異母兄殿下の派閥から中立を守る様に言われてます。
名目上、侍従ですが事実上、側近です。
殿下のブレーンで、陛下の回し者です。
故前王妃(本国侯爵令嬢)、現王妃(他国の王女)
殿下の母上(伯爵令嬢)爵位が低いからねぇ。
現王妃様の妊娠中に陛下が、我慢出来ずに手を出すから。
派閥争いに、巻き込まれたんですよ?
明るい家族計画!して下さい。
ステルビオ殿下は、立場上、中立を宣言
水面下では、継承争い激化中
なのに殿下、
「呪いの邪眼があれば、兄貴の一人を石化出来るかも? これで安全? それとも防衛特化にすべき?
守りと言えば、護法童子とか式神召喚とか無いかなぁ?
あっ! 透明化魔法とか! 見えてないから、身体守れるか?しかも覗き放題!」
アホです。命掛かってるのに!
そこは、防御魔法と結界魔法でしょうが!って ツッコミたいです。
王子じゃ無くて、良かったです。
陛下から、次世代を調べてこいと! 隣国行きが決定しました。
殿下を国内に置くより、国外の方が遥かに安全ですからね? 物は言い様です。が殿下!
「転移魔方陣、無いのか?」
「空間移動とか、影移動とか?」
ねぇよ! 声に出して、ツッコミたい!
冷たい目線を送ってますが、心の中では、炸裂してますからね?
次世代を調べ始めると、一人の子爵令息の話を聞く羽目になる。
授業中に剣振り回しながら
「メルトスラッシュ!」とか
「召喚魔法! イフリート!」とか叫んだらしい。
更に、
「ブラックボックスか、アイテムボックス
転移魔法とか飛行魔法とかありませんか?」
こいつ、転生者だ!と。 やらかしてる!と。
殿下には、「絶対に近付か無い様に! 発言や奇行等、問題あり、とても有名ですから!」
かなり釘を、刺しました。同族ですよね?この二人。
揃ってやらかすのが、目に見える。
後、この国の次世代に近づく、ピンク色な髪の毛の男爵令嬢。
頭の中もピンク色なのか、令嬢の周りに常に、四人の男が居て、逆ハーレム形成していた。
この国の第一王子である
エラン・ド・アズール殿下を筆頭に、
第一騎士団長の子息
宰相の子息
魔術師団長の子息
教師で現王の異母弟で隠し子
上位貴族ばかりで、凄腕他国の間者が、ハニートラップか!と思うぐらいなメンバーだよ!
殿下に報告すれば、
「戦隊カラーかよ!」
次世代メンバーですからね?
強ち外れていませんけど、一色足り無い、虹ですね?
まさか、虹色戦隊 レンアイジャー!とか 考えてます?
付き合いの長さで解ってますから。
本日、卒業パーティーです。
例の転生者、ヘラルド子爵令息。ウロつき、
「未来の嫁ーっ! 何処ですかねーっ?」
やらかしていた。
殿下も気づいていたはずだ。過去のやらかしが効いたのか、近付か無い。
関わら無いのが、一番です。
殿下の周りに令嬢達がやって来る。
ダンスに誘って欲しいと言っているが、
殿下? 俺、イケメンだし? とか思ってますね?
相変わらず、完璧な猫ですね。 まぁ、失敗したら…解ってますよね? 離れてチェックしてますからね?
ミレーネ嬢にをエスコートし、歩き初めた瞬間に
ホール中央から声がした。
「貴様とは、婚約を破棄する!」
ホール中央で、王子様と婚約者(モルフェ侯爵令嬢)がいる。
「はい! 乙女ゲーム 確定!」
殿下、声出てるから。 お仕置き決定!
乙女ゲームねぇ? 成る程。
ハニートラップでは無いか。 調べても解らない訳だ。
殿下と共に、柱の陰に移動し、これからの対応確認。
「モルフェと言えば、外務大臣だろ?
このままだと第一王子様、継承権の順位替わるんじゃねぇ?」
しっかり勉強してますね?
「殿下 モルフェ侯爵令嬢を助け、国に連れ帰りませんか?」
何言ってんのこいつ!な顔してますね。
「かなりのメリットがあります。
モルフェ侯爵に恩も売れ、殿下の伴侶にすれば、
陛下から殿下に、公爵の打診が来ると思われます。」
スゲーとか思ってますね。
このイベントは、殿下にとっては、僥倖だ。
陛下から、臣下の打診を考えていると聞いている。
婿養子なら、伯爵以上の家をと。だが陛下なら、労いと報奨を兼ねて、新しく公爵 設立してくれるはずだ。 モルフェ侯爵に根回しして…いけるはず!
助けるにしても、タイミングと救い出す方法だが…。
殿下に入れ知恵し、作戦を話す。
「お名前が、ルーテシア・モルフェ侯爵令嬢です。
侯爵令嬢自ら、手を下すなどあり得ません。
まず、間者や暗殺者など使うはずです。
目撃される方法を、選ぶなら尚更です。殺害前提のはずですから。
それに、偽証の疑いが、濃厚です。
階段です。正面からはありません。
犯人なら、目撃される事に警戒するはずです。
殺害の失敗を考えると、階段は、選択しないはずです。
多分背後からです。落下しながら後ろ、見えますか? 衝撃を緩和するために、受け身を取る。もしくは、手をつける場所を探すはずです。或いは、恐怖で、目を瞑るです。
相手は、第一王子 エラン殿下です。ここまで言えば、解るはずです。 恋愛に浮かれて周りを見ていないだけ。
第三者が、指摘すれば冷静に判断されるはずです。
あと馬車ですが、回して置きます。」
「殿下、まず令嬢を庇い、ホールから連れ出します。移動中に愛をささやき、屋敷に着いたら、プロポーズです。
出来ますか? 殿下ならやれます!」
私がどれだけ矯正したか、覚えてますか?
言動、思考は諦めてますが、行動、対応はお墨付きですよ? 殿下。
今です!
「謝罪すらしないのか!やはり貴様の様な女に、王子妃の器など無い! 国外追放を命じる。 即刻立ち去れ!」
殿下の背中を押す。ホール中央だ!
黙って居れば、イケメンなんです、殿下!
「そこまでです。エラン王子。貴方の方が余程、酷いのでは?」
さりげなくルーテシア・モルフェ侯爵令嬢の前に立ち、庇う姿勢を示す。
笑顔で、威嚇しております。
「ルーテシア嬢は、身に覚えが無いと言ってましたよね?」
殿下。手筈通り、お願いしますね。
成り行きを見て居たいが、馬車の手配がある。
殿下じゃ無いが、思念伝達スキル欲しいです。
信じてますからね?
ドヤ顔の殿下が目に浮かぶ。
令嬢見て、綺麗とか、いい匂いとか思ってそうだ。
あれこれ言ってはいるが、事実上の相方だ!
言わなかったけど、殿下の髪の色 銀色だからね?
隠しキャラの想定してますからね? 俺は。
テンプレ予測で、ハッピーエンド!
頼むよ?
陛下に土下座とか、やだからな!
待て、この世界に土下座 無いな!
当初五人目予定が、操作ミスで、話しが消えた。
スキル《こまめに上書き》を取得しました。
彼の名前は、付けてはみたが、納得いかないので、誤魔化しました。スミマセン。