素晴らしき夢幻
目の前に彼女が・・・・
手は後ろで縛られ・・・・
足は動かない・・・・
勇者である彼女は嗤い・・・
「どう」
美しい赤毛
「今の私」
その素晴らしい体は・・・
「ねえ」
薄地の艶やかな衣服で・・・・
「綺麗です」
蹴りを入れられ・・・
「見ないでよ」
「汚物」
つばを・・・・・・
「ご褒美よ」
舐めろと・・・・・
上半身を動かしつばに顔を近づけ・・・・・
頭を踏まれる・・・・
「良く味わいなさい」
「全く魔王様様ね」
「勇者になればし放題」
「まあ殺し気を付けないと」
「いけないけど」
女の声・・・・・
「前勇者様が何か言ってきてるのが唯一の不満かしら」
「何時かあの善人ヅラ剥がして」
「蕩けさしてやる」
「ねえ」
足で俺を蹴り上げる
「ぐぼ」
首を掴まれ
「ああ力入れ過ぎた」
癒される・・・・
「殺してくれ」
「あらご両親より先に死んじゃうんだー」
「親不幸者ね」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
そうだ俺は・・・・・
「しにたい」
勇者はにやりと笑い・・・
「しにたくなぁーい?」
「死ねない」
床に放り投げられ
「あはははあは」
「うんそう」
「そうこなくちゃ」
「癒してあげる」
「善人ポイントありがとう」
「いっぱい増えちゃた」
「笑いが止まらない」
「じゃあそいつ牢に・・・・」
「何者」
「愛金仮面」
「「「・・・・・・」」」
見れば黒のドレスの美女が仮面をつけて
勇者を塞ぐように仁王立ち
「はぁ」
「で」
「御用向きは」
「旦那様のお供」
俺をちらっと見て
「コイツ」
「・・・・・・」
愛金は答えず視線を動かす・・・
勇者は釣られ・・・・
俺も釣られ・・・・
部下達も釣られ・・・・・
「・・・・」
「居ないじゃない」
俺は持ち上げられ投げられ
「まあ此処だしな」
粘液滴る何かに受け止められる
そして粘液にずぶぶと顔だけが残る
「返せ」
勇者の声
「貴方達仮面の二人を」
「私が黒騎士を」
勇者は剣を手に
「名乗り俺の」
相手にされないオッサン・・・・
「くくく」
剣を手に軽装の
「どんな声で」
杖を手に離れ
「楽しみだ」
女の声・・・・
「プリズムシャワー」
粘液球を黒騎士は飛ばす・・・・
「本来は上に放るのですが」
勇者は避け
其れは炸裂し
「きゃああああ」
勇者は吹き飛ばされる
「はぁはぁ」
「ダメージはなぁい♪」
「くっ」
「なゃ・・・・・」
黒騎士聞かない
「プリズムシャワー」
「へ」
「ひゃああああ♪」
「ふあ」
勇者は抵抗の意思を目に
黒騎士は
「うーん」
「流石勇者」
「もう一つ」
「プリズムシャワー」
「ひやぁー」
「わらひはぁー」
「うーんホントに」
「でも」
黒騎士は勇者を
「あれ顔は」
黒騎士は優しく
「ああ貴方の為ですから」
「有難う御座います」
「あちらも済みましたね」
見れば同じように黒騎士が複数現れ
部下達も取り込み・・・・
「仮面舞踏」
「ただいま参上」
俺の傍でおっさんが喋る
その姿は・・・
目立つのは黒のシルクハット白く翼が描かれ
身体は綺麗なスーツ洒落たマント
そして黒のブーツ
そして・・・・
朗らかに・・・
「今宵は此処まで皆様ごゆるりと夢幻一夜を」
高らかに澄んだ素晴らしき・・・・・・・
お読み頂き有難う御座います。




