第4戦~野神修也v.s.明神翔~
∀・)原作にオリジナル脚色をくわえました。この展開だと翔は孤立無援化してゲームに苦戦する話になるでしょうね~。修也たちが力也を見つけられるかどうかがミソですが。ちなみに単体では翔が圧倒的に強いのでタイマンは修也が避けるでしょうね。
「やぁ、もしかして貴方が明神翔さんかな?」
「誰だ? お前は?」
「死神ナンバー6、いやランク6といった方がいいかな? 野神修也だよ。うわぁ! ちょっと待てって! いまボクを殺しても意味がないぞ! この体はボクの十分の一に過ぎない! 戦ったってアンタが勝って、情報源を失うだけだ! 話をさせてくれ! もう尾行をするのはやめるから!」
「……話の内容によるな。どのみち殺さなきゃいけない存在なのは確かだ」
「そりゃそう。だけどそのまえに余計な敵を片付けておいたほうがよくない?」
「きちんとハッキリ話せ」
「はぁ、まるで厳しい警察官だな。もっとフランクにいこうぜ?」
「殺されたいのか?」
「うわぁ! やめろっての! 由紀ちゃんより扱いにくい奴だな!」
「!?」
「驚いたかい? ボクの力はインセクト・ワールドと言ってね、自身の身体に無数の虫を取りこめる力なのさ。この身はいわば虚像、実像は数億体の虫々になるのさ」
「気持ち悪い野郎だな」
「そう言うなよ? でも、この力を駆使することで他死神と交渉して、情報を共有することもできた。気になる奴の情報をいくらでもボクはあげられるよ!」
「ほう、でも、ただでくれるワケじゃないのだろう?」
「そこが交渉だよ。アンタの近くにボクの一部を配属させておく、そこで他の奴の情報をボクが送るよ。今度“死神が集まる集会”を開催する予定なのさ。とりあえずそこに来て、ちゃちゃっとアンタが片付けてくれたらいい。どうだい? 悪い話じゃないだろう?」
「………………断る。お前は敵だ」
「ぐああっ!? このわからず屋!」
「他愛ない。虫など一瞬で潰せる」
「それがそう簡単にもいかないよ?」
「なにっ!?」
「言った筈だ。ボクは無数の虫だと。交渉決裂したのであれば、お前にはもう二度と何も教えてやらない。お前を殺す方法はいくらでもある。雇用主にはよく伝えておけ。戸締りをしっかりして虫が入らないようにしとけとなぁ!!」
「貴様!」
「あっひゃひゃひゃ! じゃあね! ばいばいびー☆」