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盲目少女の転生記~聖女へと至る道~  作者: 海・海
第1章:エルフの村
6/50

第6話:狩りと精霊

第5話の氷魔法をLv10からLv3に変更しました。

私は5歳になった。今日はAの指導の下、狩りをする予定だ。


「行くぞ、さっさとついて来い」

「はい」


森を歩いていたらウサギが見つかった。


「いいか、弓はきちんと振り絞れ。そして精霊に弓の威力増加と命中率上昇を念じて放つ」


弓は見事ウサギに命中した。


「近くにもう一匹いるな。今度はお前がやれ」


私は言われるままに弓を構える。


(気配感知発動、隠密発動、精霊さん、お願い)


私の矢はウサギを貫通した後、その後ろの木を貫通してようやく止まった。


(おおぅ。本気を出しすぎたかな?)


私がしたのは威力増加と命中率上昇、あとは回転を精霊にお願いした。

ああ、精霊といってもキキョウの力は借りていない。下級精霊は普段は見えないが、そこらじゅうのあちこちにいて、念じれば力を貸してくれる。その時『精霊眼』を持つ私には見えるようになるのだ。


(よく考えたらスキル補正を受けていないAで仕留められたんだから、回転は必要なかったな。それでも少し威力が強いようなきがするけど)


そう、強いのだ。私は威力増加はせいぜいそよ風位の追い風が矢に届きますように、くらいしか念じていない。


(そういえば新しく手に入れたスキルと称号、確認するの忘れてた!二年もってどんだけ抜けてるんだよ私。絶対原因それだ!今夜確認しよう)


考えている間にイノシシが見えてきた。


(おっ、次の獲物だ)


と、弓を構えたら背後から矢が来て、私の頭を貫いた……




という未来が見えたので、慌ててしゃがんで回避する。

その矢は私の頭を通り過ぎ、イノシシに突き刺さった。


「貴様にイノシシはまだ早い。おとなしくウサギでも狩っていろ」


(おまえが私を狩るのは100年早いっつの)


という感情を口に出さないようこらえつつ、私は次の獲物を求めて歩き出す。


(『感情感知』でAが混乱してるのは分かってるし。少しは嫌がらせになったかな?けど危なかった~。『未来視』あってよかった~。まじチートだこれ)


紅音がそう考えているとき、Aは……


(今のを避けるか。やはり奴は村の脅威になる。一刻も早く殺さねば)


紅音に平穏な日々は訪れるのか……。



ー夜ー


(ステータス)


名前:なし

種族:ダークエルフ

年齢:5

状態:良好


HP:20/20

MP:130/130

SP:20/20


筋力:5

俊敏:7

防御:5

精神:170


通常スキル

格闘術Lv5 超五感Lv5 気配感知Lv5 隠密Lv5 魔力操作Lv6 炎魔法Lv4 雷魔法Lv4 氷魔法Lv4

闇魔法Lv3 風魔法Lv2 水魔法Lv2 土魔法Lv2 光魔法Lv1


希少スキル

武術の才能 魔法の才能|(炎・雷・氷・闇) 精霊眼 魔眼 千里眼 未来視 鑑定眼 感情感知

精人一体


称号:精霊の友


精人一体:名付けた精霊と合体するスキル。体の50%が魔力で構成されるため、物理ダメージ半減。ただし、こちらが与えるダメージも半減する。そして、こちらが与える魔法ダメージは倍増する。


称号:精霊の友:精霊と友達になった者に与えられる称号。精霊魔法に補正がかかる。


(これだーーーー!これが精霊魔法の威力が強かった原因!)


精霊魔法とは、精霊にお願いすることで力を貸してもらい放つ魔法である。『精霊眼』があるのに称号の補正まで受けたら・・・


(あの威力も当然か。『精人一体』もすごいスキルだ。ちょっと試してみよう)


「キキョウ」

「呼んだ~」


精霊は普段は見えないため。何もない空間からすぐ現れる。


「スキルを試してみたいんだけど、いい?」

「いいわよ」

「じゃあ、『精人一体』」


とたん、あたりが光に包まれ、収まった後、そこに立っていたのは……


(髪に黄色が混じってる。それに、なんか羽が生えてる。服は……そのままか)


精霊と合体した紅音がそこにいた。


(ちょっと空を飛んで……お、浮いた、ははっ、なにこれ、楽しい)


そのあと、10分ほど飛び続け……


(紅音……そろそろ……限界)


(私も……もう……無理)


そして、合体は解けた。


「制限時間は10分か」

「使い慣れればもっといけるんじゃない?」

「じゃあ、これからもこのスキルの練習をしようか。おやすみ」

「おやすみ、紅音。」


こうして夜は更けていく。






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― 新着の感想 ―
[一言] 自然を愛すのは勝手だが精霊が自然そのものだった場合それと仲のいい奴をどうこうしたら手痛いしっぺ返しくらいそうだけどね。
2022/02/17 16:49 退会済み
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