6.正義(かわいい)に勝るものは無し!
あと、良いところ書いて下さってありがとうございます!
更新は9月から定期にするつもりですが、また暴走するかもですw
さて、初めて人を殺してしまった。しかも4人も。(蹴った盗賊はレイの馬鹿げたSTRで首を折られていた。)
何とも思わない・・か・・・。
やり過ぎた感はハンパないが・・・・・・
どうやらこの『ゼロ』では盗賊を殺すことに躊躇いは不要みたいだが、僕も例外ではないみたいだ。
まあ存在自体が害悪そのものだしね!
こんなに可愛い女の子に乱暴するなんて人ととして考える必要ないね!
可愛いは正義だ!!
もっとも、レイが半竜人であることも関係しているのだが・・・・・・
レイの考えはさておき、ダークエルフの少女は確かに容姿が優れていた。
褐色の健康的な肌に腰まで届く紫の髪、瞳も髪と同じく紫で、アメジストのような輝きを放っていた。そしてその少女はレイを凝視していた。
その視線に気づいたレイが
「やぁ!大丈夫?怪我はない?」
明るく尋ねた。
「た、助けてくれてありがひょう!」
少女は何故か照れながら礼を言ってきた。
・・・舌噛んだみたいだ!痛そうだな~。
実をいうと、照れた理由はレイの美貌に見とれていたからだった。
「あはは。どういたしまして!
僕はレイだよ。君の名前は?」
「わ、私はミリア」
「そっか!よろしくねミリア!」
そう言って僕は力が抜け、へたりこんでいた彼女に手を差し出した。
ミリアはおずおずと手を差し出してきたので、引っ張り起こしてやった。
もちろん優しくね!
「それでミリア。君はどうしてこんなところに?」
「私はワイルド薬草を取りに・・・っ!」
彼女は顔色を青くして明らかに焦り始めた。
「どうかしたの?」
少女の視線はワイルド薬草だった《・・・》ものに向けられていた。
ワイルド薬草は先ほどの騒ぎで盗賊に踏み潰され、ぐちゃぐちゃになっていた。
「そっ・・そんなっ!」
彼女の顔はもはや蒼白になっていた。
「うぐっ・・ひっ・」
そしてしまいには泣き出して・・・ちょっ!ちょっと待って!
僕は彼女の頭に手を伸ばし・・
「大丈夫大丈夫。ほら、落ち着いて~。」
綺麗な紫髪をすくように撫でた。
「う、あうぅ」
彼女は顔を真っ赤にして呻いていた。
可愛いな!
「何があったか話してごらん!」
ミリアは真っ赤になりながらも頷いた。
「そっかぁ。だからワイルド薬草ね。」
ミリアから説明を聞き僕は頷いた。
本当は焦っているだろうにきっちり僕に説明してくれるとは、
マジ可愛いな!!!
結局そこに行き着く僕。
さてと。事情も分かったし一肌脱ごうかね♪
「ならさぁ。家に来なよ!」
「ふぇっ!?」
慌てる天使
ああもう!なんて可愛・・・以下略。
「僕の家にワイルド薬草は無い。でも・・」
肩を落とすミリア。ふわりと微笑む僕。
「ワイルド薬草で作った薬ならあるよ!」
「・・・・・・」
固まるミリア。微笑の僕。
「えええええぇぇぇっっっ!!!」
少女の叫びが森に響き渡った。
ああもうホントに、
「ふふふ」
可愛いな!!!!!!!
というわけで、ほのぼの回でした(^-^)