4.下種のコンビネーションは異常だね!
決め台詞がなかなか決まらず・・・
やっと決めました!
私ことミリアは捨て子だった。物心付く前に捨てられたのでとくに両親に関心はない。
それに今は教会の孤児院のみんながいるしシスターや院長も優しいので幸せだった。
しかし、ある日事件が起こった。院長が持病で倒れたのだ。
このままでは院長が危ないという話になったのは昨日のこと。
話によるとどうやら森の中にある特殊な薬草、『ワイルド薬草』が必要らしい。
みんなやシスター達はどうしようかと慌てるだけだった。その時私は、
「私が採ってきてさっさと院長を助けてやるんだ!」
と考え、明くる日の早朝に森に入った。薬草自体は持ち前の勘ですぐに見つかり、
「簡単じゃない!」
意気揚々と森を出ようとしたときに、そいつらは来た。
盗賊の四人組だ。
私は逃げようとした。けれど、腕を掴まれ、無理矢理取り押さえられてしまった。
必死に抵抗した。
悔しかった。
あと少し、あと少しで院長を助けられるのにと。
だから叫んだ。この想いが天に届けと。そう願って。
「誰か!誰か助けて!!!」
すると・・・・・・
「いいよ。いま助けてあげるね♪」
想いは天に通じた。
僕は盗賊と対峙していた。僕が現れると盗賊たち四人組は一瞬目を丸くして、
「んだよっ!ガキかよ!驚かせんな!」
「でもこいつ、綺麗な顔してやがるぜ!」
「将来はべっぴんじゃねぇか!」
「まあ、まだあと10年ははやいがな!」
ぎゃはははは!!!と声を揃えて笑いだした。
いったいこいつらは何故むだにコンビネーションが高いのだろうか?
あと僕男だし!
「僕男だし!」
あっ!声に出ちゃった!
「ああっ!どう見ても幼女じゃねぇか!」
「僕は男だ!」
「ちっ!んだよ!男かよ!」
「騙しやがって!」
「なら帰ってママのおっぱいでもしゃぶってな!」
ぎゃはははは!!!と今回は腹を抱えて笑いだした四人。
うん!飽きた!あと僕、騙してないし!お前らが勝手に勘違いしたんだろ!
まあいっか!さぁて。
「そろそろ始めよっか!」
「ああん?」
「何をだよ?」
「決まってんじゃん!」
僕はとびっきりの笑顔でこう言った。
「僕と踊ろう!楽しい楽しい・・・」
「殺陣をさ!」
殺陣スキルをLv.5に変更します!