表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/50

3.回り始めた物語

どうしても説明が増えてしまうんです。



精進せねばw


そんなこんなで一年経って、僕は1歳の誕生日をむかえた。

あれから立つ練習して生後半年で立てるようになってしまった。

そして練習の日々が続き、宣言通り僕は誕生日までに歩けるようになってしまった!いや~長かったねこの1年。これもたぶん成長補正が絡んでいるのだろう。

今じゃ屋敷の中を自由にハイハイで動き回っている。

さすがに歩くと気味悪がられるかもしれないしね。


最近僕がはまっているのは、父上の書斎に侵入して本を読むことだ。

どうやらこの世界『ゼロ』といい、僕がいるのは『ワイルド王国』ってところらしい。・・・なんかこぇえ。


他にも『ユルリア帝国』や『ネキス国』、『カオス国』などがあるらしい。

ユルリア帝国は敵対国で今は休戦中であり、ネキス国は獣人、カオス国は魔族が住んでいるとか。

ドワーフ族は山のどこかに隠れ里を、エルフ族は『神木ユグドラシル』がある森に住んでいるんだとか。

竜族はこのどこにも属さない魔大陸で暮らしているらしい。魔大陸はとても厳しい環境で、暮らすには適さないが、弱肉強食のため、強者にはかえって安全だと母上がいっていた。

父とも魔大陸で出会い、決闘して負けた時に惚れたのだとか。さすが剣聖!


・・・・・・何故そんなことを知ったかというと僕がまだハイハイ出来ない頃、聞いてもないのに勝手に喋ってきたのだ。親ののろけ話を延々と毎日聞かされれば覚えてしまうものだ。


あの頃は辛かった(泣)


あと、兄が『学園』に入学した。学園とは、剣や魔法を学ぶ場であり、13歳~16歳まで過ごす場だ。主に貴族が入るが庶民も学費を払えば入れる。


ちなみに僕たち家族は名誉男爵家だ。一代限りではない。父は現役時代に色んな功績を納めたので、一代限りの名誉騎士爵家ではなく名誉男爵家になれたのだ。


魔法は後天的にみにつけられ、魔術は先天的なものである。だから、僕は魔法も魔術も使うことができる。やったね。


さて、そろそろ書斎の本はだいたい読んでしまったので、3歳になるまで体動かしとこ。3歳になれば魔法教えて貰えるし~。


「レイ~。遊ぼう!お姉ちゃんが遊んであげるわ!」

「あうー」

「きゃぁあ!もう可愛いすぎる!!レンが居なくなってよかったわ!レイは私のだもんね~。」


おもいっきり抱きつかれた。

チョロいぜお姉ちゃん。




更に2年後・・・。




レイ・ヴァン・アイブリンガー(佐藤 黎) 半竜人

Lv. 1 男 3歳

ボーナスポイント:43200


称号:元天才軽業師 月の女神の友 竜王の孫 転生者 剣聖の息子

職業:―


HP:10154/10154 MP:500000/500000

STR:5124(+50)

DEF:5116(+50)

VIT:5123(+50)

INT:5163

DEX:5102 (+50)

AGI:5165(+50)


スキル:

軽業アクロバットLv. 5

殺陣Lv. 5

片手剣術Lv.5

両手剣術Lv.5

棒術Lv. 1

拳闘Lv. 3

竜の息吹きLv.5


バッシブスキル:

異世界言語

異世界文字

竜の成長補正

身体強化Lv.5

成長限界突破


ユニークスキル:

魔剣創成

水氷魔法

竜化


マイナス値とれた!

ステータスの上がり方がすごい!はやっ!でもこうみるとたいして変わってない感じするけど僕のステータスが異常なだけなんだよな~。




「ねぇたん!まほーみして!」

可愛く僕が頼むと



「良いわよ!!」

お姉ちゃんはニコニコしながら答えてくれた。




「炎よ!球となりて敵を燃やせ!火球ファイアボール!」




レイシスが言い終わった直後、突如彼女の右手に直径30㎝ほどの火球ファイアボールが現れた。普通10㎝ほどだが、彼女の才能が如実に表れているのだろう。


「ねぇたんしゅごいっ!!」

「ふふふ。ありがとう。でもこんなのすぐ出来るわよ♪なんたって私の弟なんだから!」

「うん!ぼくがんばるっ!」


僕は魔法が見れてすごくはしゃいだ。すげぇよ!ガチの魔法だよ!めっちゃかっこよかった!

おっと!お礼しとかないとね!




「ちゅっ!」



僕はレイシスの頬にキスをして


「ねぇたん大好き~!」


と言って抱きついた。すると・・・


「・・・ブルブル・・・」

僕はレイシスを解放して


「ど~したの?」

と尋ねる。





「んんんもぅぅうう可愛いすぎるぅぅぅうううっっっ!!!!!」

とレイシスは叫び。




「将来はお姉ちゃんと結婚しましょう!そうしましょう!!」


と言ってきた。あれ?効きすぎたかな?


「どうしたのっ?」「なになに何の騒ぎ?」

騒ぎすぎたために駆けつけた母と父に向け






「私将来レイと結婚するぅぅううっっ!!」





と宣言した。何してんの?

すると母は「あらあら」そして父は・・・








「レイ。お父さんは認めんぞーーーーー!!」





と言って外へ駆けていった。いやいや優男どこいった?キャラ崩壊してんぞ。

そして数日間、我が家はカオスな状態になったとさ。





僕まだ3歳なんだけどね!?






5歳になった。

今さらだが、僕の外見は綺麗な水色の髪に赤眼だ。水面で見たら、自分の顔に見とれてしまうくらいに・・・





美幼女・・・っぷりだった。



・・・・・・・・・・・・・・・





・・・・・・なぜだあああぁっ!



確かに容姿端麗だったさ!でもさ、超女顔ってどゆこと!?めっちゃ母上似なんだけど!?そりゃ可愛いわな!見た目女の子だもんね!?


ぜぇはあぁ。落ち着け僕、クールになれ。まあこれはこれでイケメンと呼べる可能性もなきにしもあらずだ・・・無い!無いよ!


はあ。もういいさ。

これはこれでいけるかもだし!希望を持てレイ!受け入れるんだ!


・・・・・・そんなこともありましたが。


まず、1年前にレイシスが家を出て、学園に入学した。

僕と別れる時、


「お姉ちゃんが居なくて寂しいだろうけど、我慢してね。」


と出発ギリギリまで僕に抱きついていたから、母上が



「早く行きなさい!」


と叱ったら渋々最後に僕の右頬へキスをして出ていった。

・・・僕よりレイシスの方が寂しそうだったことはこの際秘密だ。

ちなみに父上には「バイバイ!」と爽やかに一言で別れを告げていた。

父上は僕を見て納得がいかないような顔をしていた。ドやっ!



母上に魔法と魔術を習い、だいたい使いこなせるようになった。

5歳になったから、外出許可も出るようになったんだ!

最近の日課は山で修行して日の陰る前に家に帰ってくるんだ!


その日も同じように山で修行し、帰路についていたら、


「やめてぇぇ!」

「騒ぐなこのくそガキが!」

「大人しくしやがれ!」

「へへっ!こいつは上玉だ!まさかダークエルフのガキがこんな所にいるとはな!」

「こいつを奴隷商人に売ればかなりの儲けになりそうだ!」


そんな声が聞こえて来た。僕は思わずにやけてしまった。テンプレKTKR!

ちなみにここは王国外の無法地帯だ。僕の実力ならば大丈夫という母上からのお墨付きをもらったので、一人で修行しに来てるのだ。衛兵にも顔馴染みができてもはや顔パスだ。



さてと、前世の血が騒ぐぜ!僕にフラグを回収しろといってくる!

よし!行こうか!


街道を抜け、声のした方向へ一目散に駆けて行く!地面から木へ駆け登り、枝から枝へと忍者の如く走り去る。日々の修行の賜物だね。


今もなお叫び、もがき、足掻き続ける少女のもとへと、一直線に。



やがて・・・・・・



「誰か!誰か助けて!!!」

救いを求める少女へ僕は・・・






「いいよ。いま助けてあげるね♪」






テンションMAXで軽くいい放った。






と言うわけで次回はダークエルフちゃんの回です!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ