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第76話 おっさん、生えた

「マスター」


「ん?」


「国のエネルギー関連を掌握するのはいいんですが」


「ああ」


「どのあたりが悪役なのでしょうか」


「ん?まあ、俺個人が国のエネルギー関連を掌握したらいろいろやばいだろ?

国とか、今の電力会社や関連企業とかからしたらめっちゃ困った存在じゃん」


「ですが救済も用意しています。悪役ならその辺気にしないかと」


確かに。

でも悪()だから気にするだろ。気にしないのは悪()だ。


「別に弱いものいじめがしたいわけじゃないしな。

どっちかって言うと強いものいじめっていうか。

まあいじめれる時点で俺のが強いんだろうけどさ。

まあもうちょっと後だな。ある程度有名にならないと」


「かしこまりました。

当面は会社の方は私の方で万事進めておきます。

この後はどうされますか?」


「今日ジムだよな。サボらず行っとくか。

あ、その前に河原でダッシュだな」


「ああ、アレですか」


ちょっと別の事に向けて仕込みを始めているんだが、まあこっちが実を結ぶのは少し先だ。


今のメインはボクシングだ。

実はもうプロテストに合格していたりする。


アレ(ミヤにナンパされて)から結構経っているからな。


ちゃんと真面目に通って、身体能力だよりじゃない、ボクシングの技術ってやつをしっかり身につけていた。


そして確か初めてだと思うが、レベルアップ以外でスキルが生えた。


『拳闘』だ。


発動型じゃない、身についた技術型のスキルだ。


実際このスキルを習得したからといって急激にボクシングが上手くなったわけではない。


ただあるとき、パンチが気持ちよく決まったのだ。


足の踏み込み、腰の回転、腕の突き出し。


動き出しから全てのエネルギーがよどみなく拳に乗り、スパァン!と気持ち良い音を立ててトレーナーのミットを弾いた。


トレーナーも気付いたのか、「おっ」みたいな顔をしたていた。いや、言っていたか。


その後は感覚を思い出すように同じ動きを繰り返し、何度かいい手応えを感じて練習を終えた。


そんな日だ。プロテストを勧められたのと、スキルが生えたのは。


実際スキルがいつ生えたのかはわからない。

スキルのおかげであの拳打を打てたのか、あの拳打を打てたからスキルが生えたのか。


そう言えば女神声似のアナウンスさんは仕事をしなかったな。レベルが上がった時だけなんだろうか。


漫画読んでたんじゃねぇだろうな。同一人物だと決まったわけじゃないが。


そんなわけでトレーナーの見立てのおかげか、スキルのおかげか、プロテストは無事合格できた。


ちなみにリュウも一緒にプロテストに合格している。


最初こそ舐めプでボコボコにしたが、リュウとは結構仲良くなってしまった。


タメだったし、話せば結構いいやつだったからな。


階級も一つしか違わないため、よくスパーもしたもんだ。


なんならリュウを成長させるためにスパーの中で、いい感じになるように動いたりもした。


俺のアドバイスなんかも素直に聞くし、もともとの才能か、リュウはどんどん強くなっていった。


今日もリュウとスパーリングしたり、トレーナーのミットに打ち込んだりだ。


軽く動きの確認や基礎を一通りやったあと、1回ガチでスパーをやって今日は終了だ。


俺もリュウもデビュー戦はまだ決まっていないが近くにやることは決定らしい。


相手には悪いが、華々しいデビュー戦とさせてもらおう。


「シン!」


汗を拭いていると声をかけられた。


マヤだ。

ミヤもいる。


結局ワンナイト限り、ってことにはならなかった。


ジムで会うたびにって訳では無いが、2晩、3晩と言わずそこそこ、通っている。


家も近いしな。


ちなみにどっちとも付き合うみたいなことにはなっていない。


セフレがいて彼氏のいないミヤもそうだが、あの時が初めてだったマヤともそんな感じにはなっていない。


俺はちゃんと二人分責任取るつもりがあることを伝えてある。


伝えたときは二人とも嬉しそうにクネクネしてたんだが・・・


「シンのことは好きなんだけどー、付き合うとかじゃないんだよねー」


「私も好きだしすんごいタイプなんだけど、付き合ったらすぐ終わっちゃいそう」


「ね、今の友だち?って感じでもないか、えっちするし。けど、いまの感じでずーっとがいいなーって。やっぱ友だちかな。えっちするけど。

でもセフレって言っちゃうのはやだー」


「うん、セフレじゃないけど、えっちする友だちだよね」


らしい。

言い方一つでも重要なんだな。セフレでいいじゃんとも思うが言わないでおいた。


そのくせジムで俺の周りに来る他の女子は警戒しているみたいだし。


まあわかんなくもないけど。


「おう、2人もいたんだな」


2人と視線が合う。

ミヤはともかくマヤは分かりやすい。


ちょっと恥ずかしそうにテレテレしている。


外泊決定。




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カクヨムでも連載中の作品になります。

https://kakuyomu.jp/works/16818093080286722080

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