第5章 朝の光のなかで
夜が明けて、朝の光のなかでも、
僕とマユは毛布に包まり、裸で抱き合っていた。
だが、そろそろ、
鎧の男が帰ってくるだろう。
「マユ、もう服を着たほうがいい」
そして、しばらくすると、鎧の男は帰ってきた。
彼の鎧は、返り血で汚れていて、
かなりの数のゴブリンを殺したのだろう。
「朝食は、私が作ります」
と、マユが台所に立つと、
「すまないな」
そう言って、鎧の男は剣を置き、兜を脱いで、
椅子に腰掛ける。
「あの、鎧は脱がないのですか?」
僕が、そう聞くと、彼は、ぶっきらぼうに、
「脱がない」
とだけ答えて、言葉を続けた。
「君たち、昨夜、致したな」
「いやあ、えーと、それは」
なんとか僕は、誤魔化そうとしたが、
マユが台所から、
「スケベ、それってセクハラですよ」
と、言う。コレには鎧の男も、
「ハハハッ、これは失礼した」
苦笑いした。
こうして三人は、優しい朝の光のなかで、
朝食をとる。
その時、鎧の男は僕に質問した。
「それで、君たちは、これからどうるのだ?」
「それが、この世界の事は、何も知らなくて」
そう返答した僕に対して、
鎧の男は、このような提案してくる。
「それならば、君たち、俺の助手にならないか?」
「本当に、いいのですか。ありがとうございます」
その後、鎧の男と僕とマユは、小屋を出て、
三人で町に向かった。
「あの小屋は、森の魔物を狩るときの拠点なんだ」
と、言う、鎧の男は、
王家直属の魔物討伐士らしい。
「と、いっても、国王との面識はないがな」
しばらく歩き、森から出て町に到着すると、
そこは中世ヨーロッパのような町並みだった。
「まずは城へ行って、助手の登録をしよう」
鎧の男は、その町のなかへと進んだ。




