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能力の法則?

「……学校のみんなには内緒にしてくださいね。流れ星の光には当たりました」


「分かりました。なるほど……一応、能力者候補と呼ぶべきでしょうか? 見つけられてないという事ですね」


 検査で能力が分かってしまえば、後々面倒臭そうだし、そこまでは嘘はなし。オッサンに【変身】出来る事は隠す方向で行こう。


「そうです。唾液で能力が分かったりするんですか?」


「唾液ではなく、遺伝子ですけどね。それこそ研究しないと駄目なんですが、この検査以外なんですが、少しは分かった事があります。そのための聴取でもあるんですけど」


「あの……出し惜しみなんかしてたら、時間が足りないんじゃ……」


 そういうところは率直に言って欲しい……って、私がオッサンに【変身】する事を伝えなかったのが原因だけど、長い時間いると怪しまれるし、他の子達の事を考えると今日中に終わらないと思うし……


「はっ!! す、すみません。流れ星……光が当たった体の箇所に能力が発動するのが多いみたいです。体全体が光に包まれた場合、私みたいに体全部が変わる感じですね」


「なるほど……私は体全体が包まれたから」


「なら、私とみたいに【変身】と呼べるものかもしれませんね。それに受けた後の光の色や形によって、発動方法が分かるかもですね。緑色で丸型だったら、野菜を食べるとか」


「流石にそこまで覚えてないです。その時はパニックになったし」


 流れ星の光を受けた段階で驚くし、軽くパニックになるのに、そっちの方が覚えやすい? 体全体なのは本当だし、光の色や形を覚えてないのも、嘘じゃないから。


「そうですよね。ちょっとした事もで思い出したら、教えてください。聴取はこれで終わりです。後は唾液を貰うだけなので、そこのキットに名前を書いて、唾液を入れてください」


「わ、分かりました」


 取り敢えず、何の疑いも持たれずに終われた? キットに名前を書き、唾液を入れてる間、小鳥遊さんはチラチラとこちらを見ながら、何か書いているけど……書類だよね? 紗季みたいに絵を描いてるとか……それはないか。


 それでも『教えてください』と小鳥遊さんは言ってたけど、能力者相談窓口センターでもあるのかな? そこに連絡する事はないと思うけど……

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