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秘密結社ディスティニー

作者:一ノ塾 諒
 ロン毛が少年を双眼鏡で観察している。彼が見ているのはまだ小学二年生の男の子。あまりにも不審者な情報だが、だれも通報しない、なぜなら彼らは人には見られない存在だからだ。「秘密結社ディスティニー」の仕事は、主人公を作ること。運命を人為的に作るため、彼らは今日も仕事をする。誰にも褒められず、誰にも見つからず、それが彼らの使命だ。
「あの子を主人公にしたい」
「あの子を?無理だろ。力も弱いし、足もそこまで速くない。どうやって彼をこの物語の主人公にするんだ?」
「決まっているだろ。運命的な出会いさ」
「運命的な出会い?」
「知らないか?少年の出発地点はいつだって誰かと出会うことだ。笑いや悲しみといった感情があるといいな。とりあえず彼には、彼の物語を動かす歯車が必要だ」
「それを人為的に行うと?」
「そうだ」
 一呼吸。
「あの子が今回の主人公だ!!」
というような一人言を終え、ロン毛は今日も仕事をする。それが彼の使命だからだ。
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