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グリーンスクール - 紅月  作者: 辻澤 あきら
32/38

紅月-32

            *


 いつもより早く起きた長崎は、やたらと目覚めがよかった。さっと起き出して窓を開けると陽射しが柔らかで、例年のこの時期より随分暖かだった。今朝は、ちょっとトレーニングでもしようか、と着替えた。

 寮の扉を開けて、外に出ると朝もやが太陽を覆っている。ソフトフォーカスのかかった太陽はエンジに輝いている。

 ―――ん、いい天気だ。

 人気のない校内を抜けてグラウンドに出ると、誰もいないグラウンドはいつもより広く見える。それに、斜めから射している光のせいでいつもと随分雰囲気が違う。得したな、と思って見回すとバックネットに何かがある。それはネットの影になっていてはっきりとは見えなかった。長崎は、ゆっくりとそこに近づいた。そして、それが何かわかったときには駆け出していた。

 長崎の目の前のバックネットには、裸のまま吊るされた由起子がいた。


          * * *


 イチロー君は、もうわかる年頃なのかしら……?

 ―――そ、それって…?

 そう、あたしは、薬を盛られて、犯されたの。

 ―――ん、…ん。

 彼は、暴走族のひとりだったの。ファントム・レディを疎ましく思っていた連中の刺客として送られてきたの……。

―――全部、芝居だったの…?

 そう…だった、みたいね……。




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