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グリーンスクール - 紅月  作者: 辻澤 あきら
25/38

紅月-25

 あたしも、甲子園行きたいな、なんて思ってた。だから、高校進学するときも、色々探したの。それとやっぱり、お兄ちゃんの行った旭学園じゃないところ、ってのいうのが条件。

 ―――先生、泉央学園だったよね。

 そう。あの頃新設でね、まだ高校野球じゃあ無名だったんだけど、そういうとこでチャレンジしてみるのもいいかなって思って、泉央にしたの。先輩の上手な人、川村さんとか、中田さんが進学したのも理由の一つだったんだけど。

 ―――でも、ずっとファントム・レディでいたの?

 仕方ないのよ。あたしが戦いたくなくても、向こうが挑戦してくるの。でも、高校進学と一緒に辞めるつもりだった…。

 ―――やっぱり、暴力事件とか?

 そう。高野連がうるさいでしょ。ひとりが事件起こしたら、連体責任とか言って、一年間の対外試合禁止とか。みんなに迷惑掛けたくないから、もうやらないことにしたの。でも……。

 ―――でも、やらざるを得ない…。

 ん。伏せておいたつもりだったんだけど、やっぱりつきまとって来るのよね。特に、暴族。目立ちたいだけの連中だから、大して強くもないのにバイクでグラウンドまで来て、俺と戦え、なんてわめくの。仕方ないから、柔道部の部室借りて、異種格闘技戦ということで、なんとかごまかしたの。

 ―――異種格闘技戦とはうまくやったもんだなぁ。

 あたし、柔道も空手も段を取ってたから、まぁ適当にごまかしながら、柔道風の技で投げ飛ばしたり、空手風の技で叩きのめしたり。でも、結局は、チンピラみたいなことやってただけなんだよね。


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