仮説
―仮説―
宇宙とは、生命体の細胞のひとつである。
宇宙という空間(あるいは概念)があることを、私が知ったのはいつなのか。いつから私は宇宙という存在を知っていたのか。思い出せない。私はいつの間にか、宇宙があることを知っていた。疑問を持たず、そこに宇宙があることを受け入れていた。それは、空に見える星や、理科の教科書、サイエンス番組などの影響かもしれない。とにもかくにも、私は宇宙が存在することを知っていた。
そして幼い私はふと思った。宇宙ってなんだろう、と。星の名前は理科で習う。ここは地球という星であり、太陽系の惑星である。しかし、理科の時間、私たちは、宇宙とは〇〇である、というような明確な答えを聞いたことがないのではないか。宇宙は宇宙であり、そんな質問をする子供もいないだろう。
しかし、私はふと考えてしまったのだ。宇宙とは何なのか、と。その疑問を持ったころから、考えていることがある。答えがないのだから、自分で考えるしかなかったとも言えるが、私は足りない頭で必死に考えた。妄想と言ってもいいだろう。それが今回の仮説である。
理科では生物を習う。植物の細胞を実際に見る機会もある。私は単純に、自分もこんな細胞が集まってできてるんだなと考えた(もちろん、植物と人間の細胞の作りが同じではないことは承知である)。そして、私はまた考えた。植物も、私も、細胞の塊である。ならば、宇宙も同じではないかと。単細胞生物にしろ、多細胞生物にしろ、宇宙は生命体の一部であるのではないか(もしかすると生命体の規模はさらに大きく、ひとつの細胞という仕組みの中の一部かもしれない)。
これは、宇宙を一部とする存在、または宇宙そのものが生物、生命体であることが前提になる。
仮に、宇宙、または宇宙を一部とする存在が物質だったとすれば、宇宙は元素もしくは、元素の一部であるだろう。これもまた仮説である。
つまり、私が言いたいのは、宇宙は想像を超えるほど巨大な存在の一部であり、その存在のための仕組みなのではないか、ということだ。
我々人類については、その一部(宇宙)の中に存在する仕組み(地球)に住み着いている微生物のようなものか、その仕組みのさらに一部なのかもしれない。
結局のところ答えは出せないが、これが私の考えた宇宙についての仮説であり、世界の仕組みについての妄想である。




