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From ordinary man to Hero  作者: 白紙真白
第1章 出会いと別れ
2/2

迷宮ほど恐ろしいものは無い

第2話になります

ハイドはこれからどうするのか!?

必見です!

気が付くとそこは、ほの暗い部屋のようだった。

「ここは?」

ハイドは立ち上がり、辺りを見渡すが

特に変わったものはない

ハイドは確かめる様に

魔法を唱えた。


ホーリーライト(万物を照らす輝き)

すると、1つの拳大の光る玉が現れた。

それは小さいながらも、明るく

辺りを照らしていた。

「どうやら、魔法は使えるみたいだな」

ひとまず安心した。

魔法が使えない自分など

ただの子供である。


小さな光を頼りに部屋全体を見回すと

一つだけ出口の様な穴があった。

「外への穴ではなさそうだな

なら、なんかの入口か?」


どのみち、ここにいても外へ

出られるわけでもない

ハイドには進むしか道がなかった


穴を通ると先程よりも大きな空間が

広がっており

大きな広間の様に

なっていた


中には大きな扉が1つと

無数の柱がある

とても不気味な場所だった


壁には息を呑むほど

精巧で美しい彫刻が彫られてあった

一体どんな腕があれば

こんな美しく精緻な彫刻が創れるだろうか

世界中の彫刻師を集めても

これ程のものはつくれまい


そう思える一方で

怪しげな雰囲気を放っていた

まるで、全てを見透かされているかの様な・・・

そんな感じがした


どうやら壁に描かれているのは

ある少年の冒険譚のようだった


それを見てハイドは思った

「こいつ、()()()()()()()()()()()

描かれている少年が自分と

似た容姿をしていたので

そう思ってしまったようだ。

「はぁ~ 考えすぎか」

溜息が出てしまう


ここにいることで

過敏になっているのだろう


「それにしても、この迷宮と関係してるのか?」

しばらく考えてみるが

これといった答えは出なかった。


一つだけ言えるのは

恐らくこれが世界のどこかに

あると言われている迷宮かもしれないこと

だけだった


迷宮は制覇すれば

巨万の富と絶大な力を手にする事ができると

言われている場所だ


しかし、たくさんの人々が探しているが

今まで発見したという話も

出現したという話も聞いたことがない


これが本当に迷宮であれば

大発見である


ハイドは辺りをもう一度見てみるが

これ以上何もないようだった。

この先に行かなければ

どのみち飢え死にである

ハイドはそれだけは嫌だった。


「行くしかないみてえだな」

自分に残された生存方法は

先に進み迷宮を攻略する事

これしかないと心の中で割り切った。


覚悟を決め

扉に手を掛けようとすると

待っていたかのように

扉が淡く輝きだし

1人でに開き出した。


「来るもの拒まず、されど退くもの許さず

って感じか」

そう呟き

ハイドは扉の向こうへ消えて行った。



最後まで読んで頂きありがとうございました

これからも連載していきますので

応援よろしくお願いします

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