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初弾幕ごっこ第1回戦!仁VS木亜

いい感じで投稿できてるのでこのペースで頑張ります!

綺空が見に行くと、もう既に試合が始まっていた。レミリアに聞くと、まだ両者ともスペルカードは出していないらしい。

「というか仁の刀はどういうカウントなの?」

綺空はずっと思っていた疑問をレミリアに投げかけた。

「1回当たれば1回被弾と同じ扱いよ。あの子たちにも説明したわ。」

「危なくないの?刃物なんて当たって。」

「弾幕ごっこは安全だから。綺空だってあんな弾幕に当たれば常識的に考えればもう死んでいるわよ。」

「あ、確かに。この世界は凄いなぁ。」

「さあさあ試合を観戦しましょ。」


2人は熱い戦いを展開していた。

『仁も中々やるな。この能力は扱いが難しいから若干こっちが不利かもな。』

木亜はまだ能力をフル活用できないので苦戦を強いられているが、小さい体を活かして小回りを利かして戦っている。一方の仁は能力を使っているが、こちらも若干完全に使えないらしい。たまにスピードを出しすぎる事がある。

『うーん。行きすぎひんようにせな自滅になってまうわ。気いつけんと。そろそろ使おか。1枚目のスペカ。』

「【瞬符:神速】。ぶった斬ったる!」

仁は一瞬にして木亜に近付き、刀を振るった。

シャキン!!仁の刀が木亜を捉えた。

『よっしゃ!一本もらったで!』

仁がそう思った通り、木亜は仁に肩を斬られた。だがしかし、ここでそう簡単に引き下がるような木亜ではない。仁が斬ったことに気を取られている隙を突き、全力で弾幕を放った。

「そう簡単にやられてたまるか!」

木亜はそう言いながら痛む肩を気にする風も無く、当てることに集中した。やはり仁はビックリしたらしく、反応も遅くて被弾してしまった。

「ほんまにぃ!?斬ったはずなのに!やられたわ!」

お互いあと1回当てるのみになった。

ここで木亜は大切な1枚のスペルカードを使用した。

「【口符:身体強化《足》】!」

木亜は仁に負けないくらいのスピードで動いた。しかも仁が平面的な動きなのに対して、木亜は立体的に動く事が出来るので、有利な立ち回りができた。木亜は飛び上がり、紅魔館の壁を蹴って反対側に飛んで仁を撹乱した挙句、弾幕を放った。

それに対して仁は、

「【防符:低速結界】!」

仁の周りの弾幕が途端に減速し、仁は全て避けきった。だがしかし、木亜のスペルカードはあくまで身体強化なので、攻撃はまだ続く。仁が避けるのを見ることもなく、次の攻撃に移っていた。そして仁が避けきった直後にまた弾幕が飛んできた。そして2度目の仁は被弾をしてしまった。

「試合終了!木亜の勝ち!」

レミリアが安定の合図をかけ、2人は帰ってきた。

「いやぁ〜木亜は強かったわ〜あの身体強化のスペカの前に完敗してもうたわ。」

「仁のやつも凄かったぞ。1枚目のやつとか特に。めっちゃ速かったし。」

「へへへ。ありがとな〜」

「2人とも凄かったよ。特に木亜のやつがかっこよかった〜次は2回戦だ!」

綺空が言うと、

「できれば2回戦はちょっと先延ばしにしてくれないか?」

と、木亜が頼んだ。理由を綺空が尋ねると、

「俺のスペルカードが少なすぎるからだ。次は翔だろ?翔は3枚もあるじゃないか。これじゃかなり不利にならないか?」

「確かにね。じゃあ明日に作ったりすることも考えて、明後日はどう?」

「オッケーだぜ。明日中には絶対もう1枚は作ってやる!」

そう木亜が言うと、綺空の知らない女性が声をかけてきた。

「あらあら。それじゃ私が相手するわ。」

「すいませんがお名前よろしいですか?私は真野綺空です。」

「ああ〜あなたは初めて見たわ。遅れたわね。私はパチュリー・ノーレッジよ。主にここの図書館にいるわ。気軽にパチュリーでどうぞ。」

「わかったわ。よろしくね。パチュリー。」

綺空の幻想郷での知り合いが1人増えた。

それからも綺空たちは色々喋っていたが、レミリアが、

「あなたたちもうお開きにしなさい。もう6時よ。綺空。霊夢はなんか長くなりそうだからって早い段階で帰ったわ。1人で帰れる?できなければここの妖精メイドか美鈴あたりをつけるけど。」

「え!もうそんな時間なんだ。レミリア私は1人で帰れると思うよ。そんなにくねくねしてなかったし。」

「そうか〜もうそんな時間やねんな。今日は楽しかったわ!じゃあまた明後日に来てや!バイバイ!」

「バイバイ!」

翔と木亜も同じようにさよならを言い、この会はお開きになった。


〜紅魔館外〜

『もう真っ暗じゃん!ここは街灯とかないから本当に月明かりが頼りなんだ。早く帰らないと。』

そう思い綺空はせかせかと帰っていった。


〜博麗神社〜

「霊夢〜今日はごめんね。なんかほったらかした感じになって。」

「いいのよ綺空。レミリアと話してそのあと紅魔館で魔理沙に会ったし。」

「そうなんだ!良かった。」

「夕飯はもらったの?」

「さすがにそこまで厚かましくはしてもらわなかったよ。」

「本当に!?もらってきたもんだと思って綺空の分用意してないわ。」

「マジか〜どうしよ。なんか食材とかある?」

「ろくなもん無いけどいい?」

「うん頑張って作る。」

こうして色々とドタバタした1日はほぼ終わった。綺空は2回戦を心待ちにしながらその夜を過ごした。



弾幕ごっこの時以外は会話だらけです。ご了承を。

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