表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

69/87

第69話 『正妻カップ測定事件』

──温泉合宿7日目、午後。


 


ぽかぽか陽気の昼下がり、

俺たちは“温泉旅館特製プリン”を食べながら、何気ない雑談をしていた。


 


「こうきって、どんな胸が好きなの?」


 


──その一言が、地獄の引き金となった。


 


口火を切ったのは、妹・久慈川幸香。


 


「ねえ、お兄ちゃんの正妻を決めるには、やっぱり**“母性=バスト”**も大事だよね?」


 


「いやいやいやいや! 胸の大きさで決めるわけないだろ!?」


 


だが、すでにヒロインたちの目には火が灯っていた。


 


歩美「つまり、“形も含めてどっちが勝ち”かってことね……」

舞香「“構造”で負ける気はしませんわ♥」

玲奈「私は……地味でも、本気を出せば……」


 


「えっ、なにこの空気!? なにが始まるの!?」


 


幸香がにこりと笑いながら手を挙げた。


 


「ということで本日のお題──『正妻カップ測定会』開催しまーす♥」


 


「勝手に始めるなああああ!!」


 


 


 ***


 


【測定会場──和室+メジャー+脱衣済みヒロインズ】


 


「じゃ、まずは歩美姉ちゃんから♥」


 


「うっ……わかったわよ。べ、別に隠すことでもないし……」


 


浴衣を脱いで、インナーキャミだけになった歩美。

ほんのり色づく肌と、形の整ったバスト。


 


玲奈「……美しい……」

舞香「くっ、安定感が……!」


 


幸香「はい、下からバストトップ測りまーす♪」


 


──結果。


 


歩美:D70


 


俺(うおぉぉぉおおおぉぉ!!リアルな数字にリアルなドキドキ!!!)


 


歩美「……で、どう? これが幼なじみの“積み重ね”よ♥」


 


舞香「ふん、私のターンですわね」


 


 


【チャレンジャー②:舞香】


 


上品に浴衣を脱ぎ、

なぜかブラジャーが──クロスリボンの謎設計。


 


「これは欧州貴族の伝統デザイン“クラヴィス式”ブラですの」


 


歩美「なにその呪文!?」


 


玲奈「初めて見ました……なんか……縛られてる……?」


 


幸香「紐解いていい?」


 


舞香「ダメですわ!!お兄様以外には!!」


 


結果、測定はなんとか完了。


 


舞香:E65(構造による補正で実質D寄り)


 


幸喜(謎の構造がボリュームを底上げしてる……ッ!!)


 


舞香「つまり、“機能性+幻想性”の合わせ技で、私が正妻ということですわね♥」


 


歩美「くっ、濡れ衣! 魔法使いじゃん!!」


 


 


【チャレンジャー③:玲奈】


 


無言で立ち上がり、

淡々とブラを外す動作──そして、測定へ。


 


その静けさとは裏腹に、

下着越しでも分かるしっかり感と内に秘めた丸み。


 


玲奈「……スカート丈と相殺されて、意外と見られないんですよね」


 


幸香「でも……これは……」


 


玲奈:C75(体格との比率で“破壊力高し”)


 


舞香「意外と……重戦車型……」


 


歩美「えっ、なんで地味っ子なのにこんな完成度高いの……?」


 


玲奈「………………」


 


「ねえ、これもう……順位つけるのやめない?」


 


俺の心の叫びは、誰にも届かない。


 


 


 ***


 


【そして──妹の一言】


 


「ちなみに、私はノーブラ派です♥」


 


全員「はああああああ!?!?」


 


歩美「お兄ちゃんと同じ布団で寝てんのに!?」

舞香「はしたないにもほどがありますわ!!」

玲奈「むしろ、それが正妻なのでは……?」


 


幸香「だって、ノーブラのほうが“温もりダイレクト”だし♥」


 


俺「誰かもう俺を眠らせてくれ……!!」


 


 


 ***


 


──こうして、“カップ測定”は混迷の中、終了した。


 


順位はつかなかった。

だが、全員の布と意地が火花を散らせたことは確かである。


 


幸喜(俺……ほんとにこのまま“青春”してていいのか……?)


 


だが、布の戦いは終わらない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ