第69話 『正妻カップ測定事件』
──温泉合宿7日目、午後。
ぽかぽか陽気の昼下がり、
俺たちは“温泉旅館特製プリン”を食べながら、何気ない雑談をしていた。
「こうきって、どんな胸が好きなの?」
──その一言が、地獄の引き金となった。
口火を切ったのは、妹・久慈川幸香。
「ねえ、お兄ちゃんの正妻を決めるには、やっぱり**“母性=バスト”**も大事だよね?」
「いやいやいやいや! 胸の大きさで決めるわけないだろ!?」
だが、すでにヒロインたちの目には火が灯っていた。
歩美「つまり、“形も含めてどっちが勝ち”かってことね……」
舞香「“構造”で負ける気はしませんわ♥」
玲奈「私は……地味でも、本気を出せば……」
「えっ、なにこの空気!? なにが始まるの!?」
幸香がにこりと笑いながら手を挙げた。
「ということで本日のお題──『正妻カップ測定会』開催しまーす♥」
「勝手に始めるなああああ!!」
***
【測定会場──和室+メジャー+脱衣済みヒロインズ】
「じゃ、まずは歩美姉ちゃんから♥」
「うっ……わかったわよ。べ、別に隠すことでもないし……」
浴衣を脱いで、インナーキャミだけになった歩美。
ほんのり色づく肌と、形の整ったバスト。
玲奈「……美しい……」
舞香「くっ、安定感が……!」
幸香「はい、下からバストトップ測りまーす♪」
──結果。
歩美:D70
俺(うおぉぉぉおおおぉぉ!!リアルな数字にリアルなドキドキ!!!)
歩美「……で、どう? これが幼なじみの“積み重ね”よ♥」
舞香「ふん、私のターンですわね」
【チャレンジャー②:舞香】
上品に浴衣を脱ぎ、
なぜかブラジャーが──クロスリボンの謎設計。
「これは欧州貴族の伝統デザイン“クラヴィス式”ブラですの」
歩美「なにその呪文!?」
玲奈「初めて見ました……なんか……縛られてる……?」
幸香「紐解いていい?」
舞香「ダメですわ!!お兄様以外には!!」
結果、測定はなんとか完了。
舞香:E65(構造による補正で実質D寄り)
幸喜(謎の構造がボリュームを底上げしてる……ッ!!)
舞香「つまり、“機能性+幻想性”の合わせ技で、私が正妻ということですわね♥」
歩美「くっ、濡れ衣! 魔法使いじゃん!!」
【チャレンジャー③:玲奈】
無言で立ち上がり、
淡々とブラを外す動作──そして、測定へ。
その静けさとは裏腹に、
下着越しでも分かるしっかり感と内に秘めた丸み。
玲奈「……スカート丈と相殺されて、意外と見られないんですよね」
幸香「でも……これは……」
玲奈:C75(体格との比率で“破壊力高し”)
舞香「意外と……重戦車型……」
歩美「えっ、なんで地味っ子なのにこんな完成度高いの……?」
玲奈「………………」
「ねえ、これもう……順位つけるのやめない?」
俺の心の叫びは、誰にも届かない。
***
【そして──妹の一言】
「ちなみに、私はノーブラ派です♥」
全員「はああああああ!?!?」
歩美「お兄ちゃんと同じ布団で寝てんのに!?」
舞香「はしたないにもほどがありますわ!!」
玲奈「むしろ、それが正妻なのでは……?」
幸香「だって、ノーブラのほうが“温もりダイレクト”だし♥」
俺「誰かもう俺を眠らせてくれ……!!」
***
──こうして、“カップ測定”は混迷の中、終了した。
順位はつかなかった。
だが、全員の布と意地が火花を散らせたことは確かである。
幸喜(俺……ほんとにこのまま“青春”してていいのか……?)
だが、布の戦いは終わらない。




