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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
魔法学校編
81/342

決勝へ

メアリーとの試合に勝ち次の試合へとコマを進めたヴァイオレット

メアリーの方はというと固有魔法のお陰で傷は治されたようだが、意識が戻らない為医務室へと運ばれていった

更に今の戦いで試合会場が滅茶苦茶になってしまったので、修復が完了するまで次の試合は一旦中断となった

ヴァイオレットが控え室に戻ってくるとミーシャとシェリアが出迎えてくる



『お疲れ様』

『お、お疲れ様です……あっ、ヴァイオレットさん……は、鼻血が……』

『ん?あぁ、最後爆発した時に顔面に破片がぶつかってきたからそのせいかな。これ位なんともないよ』

『彼女の魔法くらったんでしょ。それで負傷したのがそれだけって逆に凄いわ』

『いやぁそんなことないよ。あれを受けた時は全身が筋肉痛になったみたいに痛かったよ』



あれだけの攻撃ダメージ分をくらっても筋肉痛程度の痛みにしかならないというヴァイオレットに対して、ミーシャは驚くというより最早笑うしかなかった



『次は準決勝、それに勝てばいよいよ決勝ね』

『王女様はあと二勝、私はあと一つ勝てば決勝でで戦えるのかぁ。勝ち上がってきてくれるといいけど。とにかくもっともっと強い相手とたくさんやりたいなぁ』



ミーシャから見たヴァイオレットの目、それはまるで飢えた獣のようで普段のヴァイオレットとは別人に思えた

しかしそれは一瞬ですぐいつものヘラヘラした表情に戻っていった



『その前に栄養補給しよう!腹が減っては戦はできぬって言うしね』

『何それ、何かの教訓?』

『私もよく分かんないけどなんか自然と口から出てきちゃった。そんな事より早く行こう!』



ミーシャとシェリアを連れ、休憩を兼ねて昼食を食べに

消費した体力を食事で回復するかのようにいつも以上に肉を食らうヴァイオレット

隠れて観戦しているルージュにもしっかりと食べさせしっかりと腹を満たした頃には試合会場の修復も済み試合が再開された

午後の試合一発目はエリザと四年生の先輩との試合

相手は重力を操る魔法を得意としているようだが、エリザの前ではその魔法は無意味

やはり魔法を消す魔法というのはどの学年にも強力なものだということだ



『勝負あったわね、残すはあと一勝。ヴァイオレットの相手は正直どちらが勝ち上がってきてもメアリー先輩程じゃないでしょうから決勝進出はほぼ決まりね……ってヴァイオレットは?』

『あ、もう次の試合に備えて……ウォーミングアップしにいきました』



エリザの試合は序盤で勝利することは目に見えていたので、心配することなく自分の試合に集中することができた

その後ヴァイオレットは準決勝で当たった上級生を圧倒

エリザも危なげなく勝ちを収め決勝はヴァイオレットとエリザ、一年生二人による試合が決定した



ご拝読いただきありがとうございます!

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