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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
魔法学校編
70/342

シェリア対ミーシャ

一年の部門はスムーズに試合が進んでいった

ミーシャとシェリアも順調に勝ち進んでいき、次は二人の試合が始まる



『次はいよいよミーシャちゃんとシェリアちゃんの試合かぁ。どっちも勝ってほしいしどっちも負けてほしくない……とにかく応援するしかないよね!』

『おーヴァイオレット』

『あっ、イースちゃんにルナちゃん。お疲れ様』

『負けちゃったわ』



二人は二回戦でミーシャとシェリアに当たり負けてしまった

レイナは反対のブロックなので当たるとしたら決勝となる



『ミーシャとシェリアの試合、ヴァイオレットはどっちが勝つと思う?』

『うーん、ミーシャちゃんは霧の魔法でトリッキーな動きが出来るし意表を突ければ……でも最終的に接近戦で来るのはシェリアちゃんも分かってるだろうしあの従魔の防御で対策できるよね。だけどミーシャちゃんのあの分身のクオリティなら……うーん』

『つまり分からないってことな』



シェリアの従魔フィオーレの攻撃もミーシャであれば避けることはできるだろう

あとはシェリア自身がどれだけの力を隠しているか

ミーシャが言うには三本の指に入るということらしいので、その力を是非見てみたいものだ



『さぁ一年の部門も佳境になって参りました!続いての試合はミーシャ・オルネシア対シェリア・レイクリー!両者前へ!』



ステージに上がると二人は近寄っていき握手を交わす

未だこの場に慣れずビクビクしているシェリア、そんなシェリアに対してミーシャが声をかける



『よろしくねシェリア』

『は、はひ……!よろしくお願いしましゅ』

『私は試合に勝つ為にあなた相手でも全力で戦うわ。だからこそ私は全力のあなたと戦いたいの』

『ミーシャさん……』

『周りが気になって力が出せないというのなら私以外を気にする余裕を無くしてあげるわ』



そう告げて開始地点まで戻っていくとミーシャは今まで以上に真剣な表情を見せてシェリアに相対した

その顔つきを見てシェリアもミーシャが本気なのだと息を吞んだ



『それでは……始め!』



開始と同時にミーシャが前進していく

それに対してシェリアは今までのように従魔であるフィオーレに迎撃をさせる

しかしこれまでの相手と違いミーシャの反射神経であれば地面から突然現れる植物の根の攻撃でも脅威とはならず次々と掻い潜っていく

このままシェリアに肉薄するところまで距離を詰めていくかに思えたが、フィオーレが攻撃のパターンを変えてくる

丸い形をし無数の棘を生やした植物が現れると、その無数の棘がミーシャに向かって飛ばされた

接近していたミーシャはその攻撃を一度後退することで回避、振り出しに戻る形となった



『やっぱり一筋縄じゃいかないわね』



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