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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
魔法学校編
60/342

王女の動向

シェリアの服選びには一時間程度の時間を要した

しかしその結果もあってか始めは魔女の様な格好をしていたシェリアは別人レベルで可愛らしい姿に変貌を遂げていた



『シェリアちゃん可愛い!すっごい似合ってるよ!』

『そ、そうで……しょうか……?こういう服……着るの……初めてで……』

『大丈夫、私達が選んだ服だからバッチリよ』

『まぁ達というよりレイナが選んだ服だけどね。私のセンスじゃダメだったみたいだしぃ……?』

『えっ、あ、あの……ルナさんが……選んだのも……素敵でしたよ……』

『ふふっ、冗談よ。いいのが見つかって良かったわね。せっかくだからその服のまま行こっか』

『え、えぇ……!』



周りの勧めで購入した服をそのまま着て外を歩くこととなったシェリアは恥ずかしさで顔を紅潮させていた

寮でも基本黒系統の服で身を包んでいたが今回はその真逆の白、それに加えて普段よりも短いスカートだからかスカートの裾を力強く握りながら歩いていた



『うぅ……恥ずかしい……です……』

『自信を持ってシェリアちゃん!シェリアちゃんは可愛い!シェリアちゃん最かわ!』

『や、やめてください~……』



恥ずかしそうに歩くシェリアを褒めて自信をつけさせようとするヴァイオレット

完全に逆効果の結果となってしまったが……

店をあとにしたヴァイオレット達は昼食の時間になったので適当なお店に入って食事をすることにした



『今日は何を食べようかなぁ……あれ?あの女の人……どこか見覚えがあるような……』



店を探しあちこち見て回っていると見知った姿が目に入ってきた

普段の様相とはまるで違っていたが確かにその人物はエリザだった



『エリ……王女様だ!』

『え?あら本当ね、ということは隣にいるのはアレクさんなのね』



エリザは髪を三つ編みにしてメガネをかけおり、目の下辺りにはソバカスが描かれていて庶民が着るような服を来ていたのでお城で見た時の姿とは似ても似つかなかった



『王女様随分と普通の格好してるね。もっと綺麗な服とか持ってそうなのに』

『そりゃあ王女様が変装もしないで町を歩いていたら大騒ぎになるでしょ。変装よ変装』

『へぇ~、変装なんかして何してるんだろう?』

『さぁ?視察にでも来てるんじゃないの?』

『もしかして二人はそういう関係であれはデート?気になる……ちょっと尾けてみようぜ』

『ちょっと、人の休日を覗き見るなんて趣味が悪いわよ』

『でもミーシャだって気になるだろ?』

『それは……全くないと言ったら嘘になるけど』

『決まりだな!行くぞ!』



偶然見つけたエリザとアレクの動向を観察する為、急遽皆で後をつけることとなった

しかしヴァイオレットはそれよりも空いたお腹を満たしたくて仕方がなかった



『私お腹空いたよ~先にご飯食べようよ~』

『そこら辺の露店で奢ってやるから我慢しろ!』

『ほんと!やったー!』



ご拝読いただきありがとうございます!

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毎日最新話を更新していますのでよろしければ次回もよろしくお願いします!

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