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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
魔法学校編
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友達と過ごす休日2

シェリアの希望によりまず植物園とやってきたヴァイオレット一行

そこには様々な植物達が存在していた



『わー凄い、見た事のない植物がたくさんあるね』

『ここの植物園には珍しい植物がたくさん管理されているらしいわよ』

『どうシェリアちゃん』

『管理が……行き届いていて……す、凄い……です』

『とりあえず適当に見て回ろっか』



ここの植物園はいくつかのエリアに分かれており、その植物達に適した環境で管理されている

ヴァイオレット達が最初にやってきたのは水生植物のエリア、水に浮かんでいる植物の中には綺麗な花を咲かせているものもあった



『ここの……植物さん達……凄い気持ちよさそう』

『プカプカ浮かんでるの見てると和むねぇ。あのお花はなんか他のと少し違うね。なんか動いてるようにも見えるけど』

『あっ……あのお花は……肉食の花で……強力な酸の液を吐きます』

『えっ、そんな危険なのいて大丈夫なの?』

『ちゃんと……餌を与えれば……襲ってくることは……ないそうですよ』



植物と話せることができるだけあってシェリアは植物の事に詳しく、色々と勉強になることまで教えてもらうことができた

ミーシャ達も最初はシェリアに対してどう接するべきかと探っている様子だったが、次第に距離が縮まっていき会話をするようになっていった



『へぇ、シェリアさんって植物と会話することができるんだ』

『は、はい……』

『じゃあこの草は何か言ってるかぁ?』

『え、えっとですね……』



ミーシャ達の前にヴァイオレットと話してきた経験が活きているのか、シェリアはたどたどしさはあるもののしっかりと言葉にすることができていた

ミーシャ達が嫌な顔せずしっかりと話を聞いてくれているのも大きいのだろう



『あっシェリアちゃんこのカラフルな花はなに?』

『その花は……花占いができる……花で……触れた人を……占うことができます』

『へー面白そうだな。ちょっとやってみるか』



興味を示したイースが最初に触れてみると、カラフルだった花の色が一色に変わっていきやがて青色になった



『これはどういう結果なんだ?』

『青は……もっと落ち着きをもって……行動を起こしましょう……ということだそうです』

『確かにイースは短気だからね。短気は損気っていうでしょ』

『なんだとー!』

『そういうところよ』

『じゃあ次は私ねー』



続いてヴァイオレットが花に触れる

青だった花の色がまたどんどん変わっていき、今度は黒い花へと変化を遂げた

そのどす黒い見た目からどう見てもいい結果ではなさそうだった



『なんか凄い真っ黒に変わっちゃったんだけど……これってどういう意味?』

『黒は……今後不幸な事が起きる……前触れだそうです……』

『えー!そんなの嫌だよー!』

『まぁ占いはあくまでも占い。気にしすぎることないわよ。ほらあっちの方に癒しスポットがあるみたいだしそこに行きましょ』



残念な結果に肩を落とすヴァイオレットだったが、気を取り直して一行は他のエリアを見て回った



ご拝読いただきありがとうございます!

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