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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
竜魔決戦編
306/342

夢の中での再会

ミュゼルの魔法によって眠らされたヴァイオレット達の前に現れたライオネルとミーシャ、そして二人の助けによって解放されたシェリア

寝ているヴァイオレット達を守る為にミュゼルに抵抗を試みる

しかし極大魔法によって数が減っている状態とはいえ百人近いミュゼル相手に味方を守りながらたった三人で相手をするのは困難を極めた



『くそっ!似たような奴がうじゃうじゃいると思ったらこんな攻撃……いつまでも防ぎ続けることなんてできねぇぞ!』

『こ、怖いです……!で、でもヴァイオレットさんを……助けないと!』

『早く目を覚ましてヴァイオレット!』

『無駄じゃよ。この魔法に一度かかったら最後、もう目覚めることはない。無駄な抵抗は諦めて大人しく殺されるんじゃな』

『悪いな、こちとら諦めが悪いからな。そう簡単にお前の思い通りにはさせないぜ』



休む暇を与えることなく攻撃を撃ち込み続けていくミュゼル

その猛攻にライオネル達と必死に耐えながらミーシャはヴァイオレットに声をかけ続けた

一方当のヴァイオレットはというと、夢の中で皆と楽しく食事を行っていた



『ここのお店の料理どれも美味しいわね』

『うん!特にこの肉料理は絶品だよ!』

『ヴァイオレットさんは本当にお肉が好きですねぇ』



皆と談笑しながら大好きな肉を頬張るヴァイオレット

久しぶりの休日で普段は学校で忙しく中々ゆっくりすることができていなかった

ここぞとばかりに肉を腹の中に収め一通り満足すると、ヴァイオレット達は店を出て街の中をブラブラと散策し始めた



『はー美味しかった。あっ、あそこに美味しそうなお菓子が売ってるよ!』

『あんた……あれだけ食べたのにまだ食べる気?私はもうお腹一杯だからパス』

『えーじゃあちょっと買いに行ってくるね』



気になるお店を見つけミーシャ達から離れようとするヴァイオレット

すると背後から誰かが呼び止めるような声が聞こえてきた



『…オレ…ト』

『ん?今誰か私の事呼んだ?』

『誰も呼んでないわよ。聞き間違いか何かじゃないの?』

『んーそうかな?』



ミーシャ達に確認しても自分ではない、聞き間違いだと言われ勘違いかと再びお店の方へと向き直り行こうとすると今度はハッキリと呼び止める声が聞こえてきた



『ヴァイオレット、こっちに戻ってきなさい』

『え……あなた、誰?』



声のする方に視線を向けると、そこには黒髪の女性が立っていた


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