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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
竜魔決戦編
295/342

二手に分かれて

『なるほど……外ではそんなことが起きてたのね。通りで外が騒がしいと思ったわ』



ヴァイオレット達一行はミーシャを牢獄から救い外に出てきた後ここに至るまでの経緯を説明した

ミーシャが何故囚われていたのか。それはヴァイオレットの王女殺害未遂に加担していたのではないかという疑いをかけられたからそうだ

最初はヴァイオレットが王都からいなくなった後に話を聞かれる程度のことだったらしいが、エリザ達と共にヴァイオレットを探し王都に戻ってきた後突然拘束されてしまったらしい


しつこい取り調べを受けていたが何の関与もしていないミーシャは当然容疑を否定

ヴァイオレットが王女を殺害しようとしていたという話も有り得ないと否定したが相手は聞く耳を持たなかった

中々口を割らないミーシャに対して相手はヴァイオレットが王女の殺害を目論んでいたと証言をすれば解放するという条件を提示されたそうだが、ミーシャは頑としてその要求を跳ね除けた

それで今の今までずっと閉じ込め続けられていたということらしい



『私だけじゃなくて多分シェリア達も同じ事になってると思うわ』

『シェリアちゃんも……』



ミーシャが拘束された時にシェリアも同じく拘束されて連れて行かれたとのこと

さっきの場所にシェリアの姿は確認できなかったのでミーシャとは別の場所に閉じ込められているのだろう



『私のせいで……迷惑かけちゃってごめんね』

『ヴァイオレットのせいじゃないでしょ。上の人達はどうしてもヴァイオレットを犯人に仕立て上げたくて必死みたい』



看守が話していた話を聞く限りではエリザまでも部屋に軟禁されているらしい

ミーシャだけを救出すればあとは王の元に行くだけと思っていたが、先に二人をどうにかした方がいいかもしれない



『それじゃあまずはシェリアちゃんを助けに行ってそれからエリザちゃんを……予定していたよりも時間がかかっちゃうね』

『外の奴等に踏ん張ってもらうしかないな』

『ならシェリアの所には私が行くわ。それと父様も一緒に』

『そんな、危険だよ』

『あなたも危険を冒してここまで来て私を助けに来てくれたじゃない。それにこんな間違ったやり方私だって許せないの。だから私と父様でシェリアを助けに行くからヴァイオレット達は王女様……エリザを助けに行ってあげて』

『心配すんな。娘には傷一つつけさせやしねぇからよ』

『……分かった。じゃあシルフも一緒に連れて行ってあげて。きっとシェリアちゃんを探し出してくれると思うから』



こうしてヴァイオレット達とミーシャ、ライオネルは別行動を取ることとなり、それぞれの目的を果たしに行動を開始した



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