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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
竜魔決戦編
287/342

リベンジ

ニフリートが戦っている反対方向ではルージュが戦闘を繰り広げていた



『やぁまた会ったね』

『コ……ロ…ス……』

『この前はやられたけど今度は負けないよ』



一度戦っているから弱点も見抜いているし動きも分かる

前回は敵の邪魔が入って不覚を取ったが今回は一対一

それに暴走状態で今は動きが単純なので前回よりも弱点を狙うことは容易い



流星群(メテオシャワー)!』



複数の息吹による同時攻撃で魔動機竜の弱点部位である関節部を狙う

ルージュの攻撃は確実に弱点に命中させ魔動機竜にダメージを与えていく

一度やられた後猛特訓したお陰もあり有利に戦闘を進めていく



『グオオオオ!!』

『うわっ!こっちに来るぞ!避けろ!』



ダメージを食らったことでより凶暴化した魔動機竜の攻撃の巻き添えになる敵兵士達

敵が減って一石二鳥、とはいえ低空だと戦いづらいので高度を上げて誘導する



『ほら、こっちだよ!』

『ガアアアアア!!』



息吹を放ってルージュを撃ち落とそうとするが速度が以前よりも遅い

暴走していたことで貯蓄魔力量が減っているのかダメージが蓄積されたのか、どちらにせよ動きにキレがなくなっている

これ以上長引かせても相手を苦しませるだけ。解放させる為にもそろそろ決着をつけた方がいいだろう



『もう楽にさせてあげるよ。僕の新技で!』



魔動機竜に敗北した後特訓して新たに習得したのは竜技竜の咆哮(ドラゴロア)

ニフリートがヴァイオレットと戦った時に使っていたのを見て憧れガルディアスと共に習得した

しかしルージュの使う竜の咆哮はそれだけではない

そこに流星群の拡散、精密性を加えたルージュ独自の技に昇華させた



流星咆哮(メテオロア!)



通常よりも数倍の威力が増強された流星群が多方から魔動機竜を襲う

ルージュの放った攻撃は弱点部位を的確に狙い魔動機竜の四肢を破壊、空中で自由が利かなくなった魔動機竜にルージュは核がある心臓部へと止めの一撃を入れた



『ふぅ、これで終わり。楽に逝ってくれたといいけど』



これで突然暴走した三体の魔動機竜はヴァイオレット、ルージュ、ニフリートによって行動不能にさせられた

やる事を終えて合流しようとヴァイオレットとニフリートの方を見ると既に他の魔動機竜は倒されていた



『ふんっ、歯ごたえのない奴だったな。全力を出すまでもなかったぞ』

『ボクが最後だったのか。なんか悔しい!』

『まぁまぁ、二人共お疲れ様。相手の主力は潰したしあとは周囲の敵を殲滅するだけ。二人共もうひと働き頼むよ』

『了解!』

『消化不良だったからちょうどいい。暴れてくるとしよう』


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