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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
竜魔決戦編
194/342

娯楽が欲しい

ヴァイオレットがお風呂から上がって来ると既に料理が用意されていて、テーブルには所狭しと料理が並べられていた



『うわぁ!どれも美味しそう!いただきまーす!あむっ……ん!この魚美味しい!』

『そちらは香草を乾燥させて小麦粉と混ぜ合わせたものを養殖している魚の切り身にまぶして焼いたものですニャ。そちらの果実の汁をつけるとまた違う味わいになりますニャ』

『うん、さっきよりもサッパリした感じになって美味しい!これはいくらでも食べられそうだよ』



ヴァイオレットが食べているのは寒冷地帯で養殖していた魚達

まだ全地帯に安定供給するまでには増えていないが質の方は申し分なし

小麦粉も砂漠地帯で採れたものを使用しており今ではパンも作れるようになった

最初は中々上手くいかずに失敗したが、ミニャが何度も挑戦していくうちにようやく成功

今は作り方を他の者達に教えて普及に努めている



『はぁ、今日も美味しかったよ。ご馳走様でした』

『お粗末さまでした』

『さて、お腹も膨れたし今日はもう寝るとするかな』

『何言ってるんですか。これからガリア様の報告があるんですよ』

『えぇ……今日はもう疲れているしそれはまた明日にでも……』

『いけませんニャ、ヴァイオレット様が食事中の間別室で待ってもらっていたんですからニャ』

『うぅ、分かったよ』



お腹を満たして眠気が襲ってきて気が進まないヴァイオレットではあったが、ガリアを待たせてしまっているということもあり仕方なく応接室へと向かった



『待たせちゃってごめんねー』

『いえ、食事も頂いてましたので。それでは現在の進捗状況の報告をさせていただきますね』



それからガリアによる一時間にわたり各地帯の報告を受けるヴァイオレット

途中睡魔に襲われ寝かけてしまうが、隣にいるミニャがその度に肩を叩いてきてどうにか起きていられることができた



『といった感じで今のところどの作業も滞りなく進んでいます』

『そっか、ところで私が提案したあの件はどうなってる?』

『あの件と言いますとたしかゆうえんち?なるもののことでしょうか』

『そうそれ。衣食住も充実してきたしそろそろ娯楽もあっていいんじゃないかなと思うんだよね。特に子供達が今できる遊びって限られてるでしょ』

『そうですねぇ……今はまだ列車の線路工事や火山地帯の温泉の配管工事などが残っていますのでそちらに人員を割くのは少し難しいかと思われます』

『そうかぁ……何かもっと簡単にできる娯楽にした方がいいかぁ』

『それでは報告も済みましたので私はこれで失礼します』

『お疲れ様、私ももう今日は寝よっと』



ご拝読いただきありがとうございます!

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隔日投稿で最新話を更新していますのでよろしければ次回もよろしくお願いします!

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