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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
竜魔決戦編
192/342

鍛錬の成果

魔動列車の試運転を実際に体感し、満足のいく出来栄えだったことにご満悦なヴァイオレットはカラミティに戻ってきた



『ただいまー』

『おかえりなさいませヴァイオレット様、例の物はどうでしたか』

『バッチリ完成してたよ!あとは線路を広げていくだけだよ』

『それは何よりでしたな。そうそう、先程二フリート殿が探しておりましたよ』

『二フリートが?あー今日の訓練のことかな』



ヴァイオレットはあれから一年、二フリートとみっちりと鍛練を積んだ

初めて二フリートと戦った時は玉砕覚悟で挑んで最終的に勝ちを手にしたがその後気を失ってしまった

それではいざという時に困るので、二フリートに鍛えてもらっていた

二フリートといつも一緒に鍛練している場所に向かうと二フリートが待ち構えていた



『待っていたぞ主よ。何処に行っていたのだ』

『ごめんごめん、ノット達が列車を完成したからそれを見に行ってたんだ』

『あぁあのヘンテコな塊か。我には不必要なものだから興味はないな。そんな事よりいつものを始めるぞ』

『もうそればっかりなんだから。それじゃあ始めようか』



日課となっている鍛練をする為位置につくヴァイオレット

位置について二フリートの方を振り返った瞬間、地面が爆発する

開始の合図もなく二フリートが竜の息吹を放ったことにより、ヴァイオレットがいた場所は元の地形が跡形もなく無くなっていた



『既に戦いは始まってるぞ』

『分かってるよ』



息吹が直撃した場所にヴァイオレットは既におらず、二フリートの背後へと移動していてお返しにと竜の息吹を放つと二フリートも息吹で対抗してくる

以前であればすぐ押し負けてしまっていたが、今では互角に張り合える位にまでなった

両者の息吹が衝突し威力は互角、暫く押し合いが続くがやがて相殺される



『この一年間で見違える程成長したな主よ』

『二フリートにたくさん鍛えてもらったからね』



二フリートとの鍛錬は文字通り死ぬ思いをするものだった

時に大怪我を負ったりと大変ね目に遭ったこともあったが、その甲斐もあって今はこうして張り合えるレベルにまで成長を遂げた



『今日は勝たせてもらうよ!』

『そう簡単にはやらせん!』



二人が盛り上がっている中ただその光景を眺めているルージュ



『いいなぁ、僕も戦いたくなってきた』

『なら俺とやるか?』

『あっ、ガルディアス』

『親父殿に用があって来たが取り込み中の様だし一戦交えようじゃないか』

『いいね!やろうやろう!』



ルージュのこの一年で外見も実力もガルディアスに勝るとも劣らない程に成長した

その後はルージュ達も戦いを繰り広げたことで、鍛錬が終わる頃には辺り一帯が滅茶苦茶なことになってしまった



ご拝読いただきありがとうございます!

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隔日投稿で最新話を更新していますのでよろしければ次回もよろしくお願いします!

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