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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
開拓編
163/342

専用装備

ノットに専用の装備を見せられたヴァイオレットは早速試着してみた



『どうですじゃ?』

『うん、ピッタリだよ。ありがとうノット』

『ではその装備に魔力を込めてみてくれませんかの』

『魔力をこの装備に?こうかな』



ノットに言われた通りヴァイオレットは以前入学試験の時水晶にやった時のように装備に魔力を込めてみる

すると込めた魔力がそのまま右腕の装備に吸収されていくのが分かった



『私の魔力を吸い取ったね』

『その装備は鉱石の中でも特に頑丈なオリハルコン鉱石を使った一品での。それと魔力を吸収するミスリル鉱石を混ぜ合わせ魔力を込めた分だけ溜めておくことができて好きな時に使うことができるようにしたんですじゃ』

『へー、それは凄いね。ちなみにどれくらい溜めておくことができるの?』

『今右腕の装備の刻印が光ってますじゃろ。それがその装備の限界値を表しておって他に左腕、胴、右脚、左脚のそれぞれ計五ヶ所に溜めれるようになってますじゃ』



右腕の装備に吸い取られた魔力は大体五分の一程度。つまりこの装備全てに魔力をストックしておけば戦闘時に二倍の魔力量で戦うことができるというわけか



『でも魔力を溜めておいたら他の人に悪用されたりしないかな?』

『安心してくだされ。この装備に込めた魔力は込めた本人にしか使用することが出来ない仕様になってますじゃ。勿論ただの防具としても十分な機能を発揮するので他の者が装備した場合は強力な魔力酔いを起こさせて行動不能にしますじゃ』

『なるほど、それで私専用の装備っていうわけか。大切に使わせてもらうね』



これがあれば更に戦闘の幅が広がり強くなることができる

この大陸の頂点に立ったのならやはり皆を守れるだけの強さが欲しい

それこそ父イグニスのような何者にも屈しない絶対的な強さを

装備を受け取ったヴァイオレットはノットと別れて次に向かったのは町の外。そこでは大勢の人達が道の整備を行っていた



『ご苦労様~作業の方は順調?』

『ヴァイオレット様、はい滞りなく進んでおります』



ナーガ族族長ディアナに指揮を任せているのは森の道の舗装作業。森林地帯の道は木の根や凹凸、岩等の障害が多くて移動に無駄な体力と時間を使うことが多かった為、整地し快適に移動ができるようにしている

その途中に村や休憩ポイントを設けるつもりだ

列車が出来るのは当分先の話になるのでまずはこちらから物資の輸送をできるようにできたらと考えている



『今魔物除けの道具も作ってもらってるからそれまで作業に夢中になって魔物に襲われないよう気をつけてね』

『はい、ありがとうございます』



ディアナ達を労いつつヴァイオレットは次なる場所へと向かった



ご拝読いただきありがとうございます!

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隔日投稿で最新話を更新していますのでよろしければ次回もよろしくお願いします!

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