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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
開拓編
155/342

力を認め合う二人

ガルディアスとルージュ両者が倒れてから暫くしてルージュが目を覚ました



『うっ……いてて……』

『ルージュ!よかったぁ中々目を覚まさないから心配したよ』

『あれ、ヴァイオレット……あぁそういうことか』



目が覚めた時にヴァイオレットの顔が目に映ったことでルージュは戦いが終わった事を悟った



『そっか……僕勝てなかったんだ……』

『でも負けてもいないよ。ルージュかっこよかったよ』

『僕もヴァイオレットと同じ位強くなりたかったんだけどな……』

『その強い気持ちがあればこの先いくらでも強くなることができるだろう』

『二フリート』



ヴァイオレットと共に観戦していた二フリート、そしてその後ろにエイスとジャニアスがルージュ達の元やって来た

エイスとジャニアスは倒れたルージュの元に来ると褒め称えた



『あなたルージュと言ったわね。ガルディアスと引き分けるなんて凄いじゃない』

『えぇ、僕達でもガルディアスに勝つことはおろか引き分けるのも難しいというのにあなたはそれを成し遂げたのですから誇ってよいのですよ』

『そ、そうかな?』



同じ竜だからかヴァイオレットが褒めるよりも素直に喜んでいるようでヴァイオレットは悔しさで口を膨らませた

そんなヴァイオレットの背後から今まで気を失っていたガルディアスが目を覚ましてこちらにやって来た



『あら、ようやくお目覚めのようねガルディアス。ルージュの方が先に目を覚ましていたわよ』

『五月蠅いぞエイス……見事だったぞ小僧……いやルージュよ。見くびっていたことを謝罪しよう』

『あ、うん』

『次戦う時は俺様が勝ってみせるからな』

『僕の方だって。次は負けないよ』



そう言って固い握手を交わす二人

お互いが認め合える仲になれたのならいいことだ

ルージュと握手を交わしたガルディアスが今度はヴァイオレットの元に来る



『ヴァイオレット殿と言ったな。先程は悪かった』

『殿……?別にいいよ。それでどうする?結果は引き分けなわけだけど私ともやる?』

『いやよしておこう。どうやら俺は己の力を過信しすぎていたようだ。たとえ全快の状態で戦ったとしても今ヴァイオレット殿に勝つことは難しいだろう』

『おっ?ということはつまり?』

『俺もヴァイオレット殿の末席に加えてはもらえないだろうか』

『仲間になってくれるっていうんだったら大歓迎だよ。よろしくねガルディアス』



ルージュと戦い引き分けそれによってヴァイオレットの力も認めてくれたガルディアス

こうして一度に三頭の竜が加わりヴァイオレットには計五頭の竜が仲間になったことになった



ご拝読いただきありがとうございます!

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隔日投稿で最新話を更新していますのでよろしければ次回もよろしくお願いします!

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