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THIRD EYE  作者: 暇な青年
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第35章 怒り

叫びと共に良祐は桜に近寄った。


「・・・・・・」


返事が無い。が、死んでいるわけではない。今は・・・


桜の横に肩膝を付き良祐は桜の顔を見た。


「ごめんね。良祐。ついやっ・・・・・・」


「喋るな・・・」


「ん?」


蓮の言葉を遮り良祐が低い声で静かに言った。


「聞こえなかったか?喋るなと言ったんだ・・・・・・」


ゆっくり立ち上がり良祐は怒りに満ちた瞳で蓮を睨み付けた。


「あらあら、こわ・・・・・・ッぶ」


蓮が口を開き言葉を発した瞬間、良祐は回し蹴りを蓮の頬に蹴りつけた。


「てめぇはオレが殺す・・・・・」


蓮は、一瞬ビックリしたが、すぐに表情を引き締めた。


よく見ると良祐の足元に在る砂利が小刻みに震えている。


(・・・・アレのせいか)


蓮が思ったアレとは、良祐の体中に雷が纏わり付いている。それも今までの雷と比べて見ると、遥かに力が増している。


「・・・・・・」


未だに蓮を睨みつけている良祐を見て、蓮は、不敵な笑みを浮かべた。


「いい表情だ。楽しくなってきたな」


「・・・・・・」


言葉を発した瞬間、蓮は良祐を見失った。


「っツ!?」


前後左右に視線を動かしたが、どこにも見当たらない。


(どこだ?)


視線を戻すとさっきまで倒れていた桜が消えていた。


(まさか?)


「少しの間、待っていてください」


良祐は工事現場の外に桜を抱えて移動していた。


外にはいくつ物ビルがあり、そこの屋上に桜を寝かせ、良祐はインフォメーションを取り出した。


「・・・・・・よし」


インフォメーションで空たちに桜の事をメールし、蓮のいる場所に向かった。


「待たせたな・・・・・・」


「別に・・・」


会話をして数秒後に二人は刃を交えた。


「前まではそんなに強くなかったのにな」


「てめぇを殺すためだ・・・」


楽しそうに話す蓮と打って変わって良祐は、殺意を瞳に宿し、小さく答えた。


二人は反動で後ろに下がった。が、すぐに蓮が斬りかかって来た。


「死にな」


無数に斬りかかって来る斬撃を冷静に判断し、必要最低限の動きで避けている。


「なっ!?」


全ての斬撃を避けられた事に驚く蓮に向かって、良祐は蓮の左脇腹をおもいっきり蹴り飛ばした。


「が・・は・・っツ!?」


蹴り飛ばされて空中にいる蓮は痛みで目を閉じた。


その瞬間を良祐は見逃さなかった。


地面を音も無く蹴り蓮の上に移動した。


「ッく・・・」


体勢を立て直す前に蓮は、良祐に刃を突き刺した。


「本気を出せよ・・・・・」


冷たく言い捨て突きを避けた良助は蓮の顔目掛けて刃を振った。


斬られた傷口から勢いよく血が飛び散った。


「っち」


切り裂いた時には良祐は蓮から離れていた。


舌打ちし、刃に付いた血を地面に跳ばした。


え~っとですね、誠に申し訳ありませんが私、暇な青年は明日から家族と旅行に行くのですいませんが更新できなくなります。

次回の更新は12月24日になります。

すいませんが、それまで我慢してください。


ついでに、もし24日に更新がなかったら作者に何かあったと思ってください。

それでは24日にまた会いましょう。

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