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THIRD EYE  作者: 暇な青年
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第34章 桜VS蓮

「何でてめぇがここにいる・・・・・・」


良祐の問いに答えず微笑みながら鉄骨から飛び降りた。


蓮は音も無く良祐たちの前に着地した。


「なに、暇なモンでね。君達があれからどれほど強くなったか気になったもんでね。ちょっと出てきたんだよ」


口元を緩め蓮は答えた。


「その為にこんな事しやがったのか!」


「ん?あぁ、ここにいた人達の事かい?・・・・・・そういうことになるかな」


「てめぇ・・・・・・」


他人事のように話す蓮を見て、良祐が握っている刀の柄に力がこもった。


「ふふ、やるかい?」


良祐が蓮を睨み付けると良祐の近くで何か音がした。


「ん?」


横を見るとさっきまで桜が立っていた場所に桜はいなかった。


(まさか!)


すぐさま蓮に視線を向けると桜はセカンド・アイを発動させ、蓮に斬りかかっていた。


「貴様!!」


「ん?ああ、立花隊の副隊長さんか」


桜の刃を自分の刃で受け止めた。


「先輩!!」


勢いよく地面を蹴り一瞬で蓮に斬りかかった。


「おっと」


桜の刃を払いのけ良祐の一閃を避けた。


「先輩!!」


「こればっかりは止めないで良祐」


蓮を睨みつけながら良祐に言った。それと同時に蓮に斬りかかった。


「はぁぁぁ」


「副隊長がどれほどの者か見せてもらうよ」


蓮は身の丈ほどの長剣を背中から抜き取り桜の刃と交えた。


「うわ」


刃を交えた瞬間、剣戟の波動が周囲を襲った。


良祐は波動に耐え切れず吹き飛ばされ、壁にぶつかった。


「いっ・・・てぇ・・」


頭を左右に振り目を閉じた。


(たく、空たちはまだか?)


空たちのことを考えて目を開けた。


セカンド・アイを発動させた良祐は、すぐさま桜の元に向かった。


「はぁ!」


声と共に桜は蓮を吹き飛ばした。


「・・・・・・」


空中で体勢を立て直し蓮は、空中で刃を振った。


「っツ!?」


見えない刃が桜を襲った。が、桜は体を屈めて刃を避け、体勢を立て直す勢いを使い蓮に斬りかかった。


(速いな・・・・・・)


向かってくる桜に目掛けて突き刺してきた。


「・・・・・・」


だが、それも体の体勢を業と崩して蓮の突きを避け、その体勢のまま斜め下から蓮を切裂いた。


「ぐっ」


切裂かれた反動で蓮は、吹き飛ばされた。


地面すれすれで体勢を立て直すと自分の胸辺りを触った。


「は、はは」


蓮は胸を触った手を見ると、手には血が付いていた。


桜の斬撃は、蓮の胸を切裂いていた。胸からは血が流れ出してはいるが、それほど深い傷ではない。


「久しぶりだ、自分の血を見るのは。・・・・・・あんた、強いな」


「・・・・・・」


桜は構えを解かず蓮を未だ睨みつけている。


「悪かったな」


「何が?いまさら命乞い?」


蓮の言葉に桜は、怒気のこもった声で返した。


そのころ良祐は、離れた場所で桜の戦闘を驚いて見ていた。


(先輩があそこまで強いとは・・・・・

紅希より強いとは、分かっていたがこれほどとはな)


「いや、今までなめた真似していた事に誤っただけさ」


「どういうこと?」


理解できず桜が聞くと蓮は不敵な笑みをした。


「これからは・・・・・・ちょっと本気出してあげるってこと、だよ!」


言い終えると蓮の姿がその場から消えていなくなった。


「っツ!?」


蓮が目の前から消えたことに驚愕して視線を彷徨わせた。


「どこ見ているの?」


桜の後ろから声が聞こえた。


「っな・・・・・・」


振り向こうとした瞬間、痛みを感じ桜の体から鈍い音がした。


「が・・ぁ・・・・」


蓮の刃が桜の腰から腹に衝き抜けていた。


「ばいばい」


桜の体から刃を抜き取った。


「そ・・ん・・・・・・・な・・・・りょ・・・う・・・」


掠れ声で桜は言葉を発しその場に倒れた。


傷口からは止まる事なく血があふれ出てくる。


「せ、先輩!!!」


良祐の叫びだけが響き渡った。


ぶっちゃけどうですか?

話が「う~ん」って感じがします。

ですが、呼んでくださる皆様のために頑張りますのでよろしくお願いします。


ついでに昨日のユニーク数が初めて100超えました。

これからもお願いします。

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