第22章夏休み編 合宿(中編その1)
先に書かせていただきます。感想で髪型と服装を聞かれたのでここに書かせていただきます。それと、服装については、自分はセンスが無いのでご想像にお任せします。 良祐・・・・・・ムーブレイヤー 空・・・・・・エアリーショート 紅希・・・・・・スパイスショート 桜・・・・・・ロングスタイル(ストレートで背中まで伸びてる) 聖華・・・・・・オータムショート 立花・・・・・・ベリーショート 竜也・・・・・・クールレイヤー 説明ができないですがこんな感じの髪型です。分からない方は「ヘアースタイル」で検索してみてください。説明が下手ですいません。
良祐と桜がバスに乗り込むとバスは動き出した。
良祐は一番後ろの席に座っている空と紅希の隣に座った。
「大変だね」
「まったくだ」
バスに乗るだけで結構疲れた良祐に紅希が声を掛けた。
「・・・それで、デートって何だ?」
良祐に視線を向け空が口を開いた。
「ん?デートじゃねぇよ」
「・・・・・・」
空と紅希は良祐の言葉を聞いて、疑いの目を向けた。
「おい、何疑ってんだよ」
「だって・・・」
「ねぇ?」
空と紅希は顔を見合わせて言った。
「説明ぐらいしてよ」
(こりゃ、説明しないとダメだな)
「・・・ったく」
良祐は、空と紅希にこの前の出来事を説明した。
「っつう訳だ。分かったか?」
「分かったよ。つまり、デートしたんでしょ?」
紅希は良祐に言った。
それを聞き、良祐は大きくため息をして紅希に向かって口を開いた。
「あのな~。お前は、なに聞いてたんだ?」
「良祐の説明」
さすがの良祐もさすがに目付きが悪くなった。
「あ、怒っ・・・た?」
紅希は、良祐の態度が悪くなったので聞いてみると良祐は紅希からしせんを外し外の景色に目を向けた。
「あぁ、ごめん。悪かった」
「・・・・・・」
冷たい目で紅希を見た。
「ほんと、悪かった」
「・・・たく」
「終わったか?」
外に視線を向けてた空が良祐たちに向いた。
「うん」
良祐はしばらくバスの外の景色を見ていた。
動く景色を目で追っていると、前から喋り声が聞こえ、耳を傾けると桜の声だった。
(先輩の声か。もう一人の方は知らない声だな・・・)
少し立ち上がり桜を探した。
「何してんの?」
紅希が良祐に聞くと良祐は視線を向けずに口を開いた。
「いや、先輩と話している人が誰かなぁって・・・」
「先輩?」
紅希も耳を傾けると微かだが声が聞こえた。
「あぁ、勇美さんだよ」
紅希が言うと同時に良祐は桜を見つけた。ちょうどバスの真ん中で右の窓側に座っていた。隣には後ろ姿しか見えないが柔らかい髪型?の女性が座っていた。
「ふ~ん。あの人が・・・」
座ろうとした瞬間、聖華がゆっくりこっちに振り向いた。
聖華は整った顔立ちで桜とはまた違う大人の魅力を感じた。
「・・・・・・」
数秒良祐は聖華に見とれてしまった。がすぐに我に返るとすぐに座った。
「どうしたの?」
紅希はいきなり座った良祐に声を掛けた。
「紅希・・・」
「何?」
「アレでほんとに高校生なのか?」
良祐の質問に唖然とする紅希に続けて良祐は言った。
「アレならテレビに出られる綺麗さだぞ・・・」
良祐を良く見ると顔が赤くっていた。
「・・・もしかして、良祐一目ぼれ?」
「んなわけねぇよ」
深呼吸をして答えた。
良祐が空が黙っていたのに気づき顔を向けると空は規則だ出しく、寝息を立てている。
「・・・オレも寝よ」
「僕も」
良祐と紅希は瞼を閉じた。
「起きろ」
「ん・・・・」
声を掛けられて良祐は重い瞼をゆっくり開けた。そこには竜也がいた。
「着いたぞ。空と紅希を起こして降りて来い」
そう言って竜也は、バスを降りた。
「ん~」
腕を伸ばし、あくびをして空と紅希の肩を揺らした。
「着いたぞ」
「ん」
「・・・」
空は無言のまま良祐を見て、また瞼を閉じた。
「おい!」
それから空を起こすのに三分掛かった。
「遅いぞ」
「すいませ・・・ん?」
バスを降りるとそこには竜也と桜それと聖華が居た。
だが、良祐たちはそっちじゃなく自分達の居る場所に驚いた。
目の前には学校のような建物が建っており、その周りは、見渡す限り山と森林だった。
「あら~」
あもわず声を出してしまった良祐だった。
「行くぞ」
竜也は先に建物に入っていった。
それに続き良祐たちも入っていった。
中に入ると竜也が待っていた。がすぐに歩き出し良祐達はそれに付いていった。
「しっかし、すげぇとこにあるな」
空が声を上げると良祐が振り向いた。
「空たちも初めてなのか?」
「あぁ。言ってなかったか?」
「うん」
建物の中は良くある学校を改装してある。教室などはチラッと見えたが、高級ホテルにも負けないほどの部屋に変わっていた。
(・・・金かかってんなぁ)
つれて来られた場所は三階の三学年のフロアである。
「ここがお前達の部屋だ」
案内された場所は、「三年B組」と書いてあった。扉を動かすと、そこは、教室とは思えないほどの綺麗でテレビ、シングルベッドが三つ、冷蔵庫、クーラーなどがそろっていた。
「・・・・・・」
良祐達はあけた口が閉まらなくなった。
「一時間後に校長室に来い。校長室は、一階にある」
そう言って竜也は歩いていった。
「隣の部屋は私達が居るわよ」
と桜が言った。
「それじゃ行きましょ。桜」
「はい」
聖華の言葉に頷き隣の三年A組に入っていった。
すいません戦闘に入りませんでした。次は必ず入ります。