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THIRD EYE  作者: 暇な青年
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第20章夏休み編 勉強

良祐が桜と出かけてから5日が経ち、七月の最後の日になった。


「明日は騎士城に行くのか~」


「久しぶりだな」


と良祐と紅希は1年A組の教室に居て机の上に座って、外の景色を見ながら話している。


「・・・・・・」


「違うぞ空」


「ここは、(エックス)に代入するんだよ」


「・・・・・・」


「ちがう。そこ(マイナス)付ける」


「がぁぁぁぁぁぁぁ、わかんねぇ~」


空が良祐と紅希に間違いを指摘され我慢が限界に来て吼えた。


なぜ夏休みなのに良祐たちがいるかと言うと、空はテストで赤点が多かったので補習を受けている。


良祐と紅希は、暇なので一緒に学校へ行き勉強を受けようとして来たのだが・・・・・・


「何で、教えに来てもらった俺と紅希がお前に教えてるんだよ」


「仕方ないよ。勝田先生は、部活の方に行っちゃったんだから・・・」


そう、さっきまで勝田先生が教室で良祐たちに教えていたが部活の部員が先生を連れて行ってしまったので、代わりに良祐たちが教えている。


「お、ちゃんとやっているな」


「あ、帰ってきた」


教えているとタオルで汗を拭いている勝田先生が戻ってきた。


勝田先生はテニス部の顧問で高校生時代は、全国に行くほどの選手だった。らしい・・・


「先生、世界史のプリント貰ってきますわ」


良祐が机から下り廊下に出て行った。


「僕も」


良祐の後を追って教室を出て行った。


「・・・オレ・・・」


「空は残ってやれ」


「へ~い」


紅希の後に出て行こうとしたが先生に止められた。


「ん~」


良祐は、腕を伸ばしてくつろいでいた。


今さっき、世界史の先生を探してあっちこっち探していて見つけると、先生からプリントを渡された。


先生を探すため校舎を出て、外のグランドで部活をしている陸上部のところまで行ったのだ。


その帰りに、グランドの脇に大きな木があり、そこは広い日陰となっている。


良祐は今、木の幹に腰を下ろしている。


「はい」


「サンキュ~」


紅希が学校の自販機から飲み物を買ってきて、それを良祐に渡した。


「平和だね~」


「今はね・・・・・・」


「そうだな。いつ人形(ドール)が来るか、分から無いからな・・・・・・」


良祐と紅希はグランドで必死に部活動をしてる人を見て会話をしている。


「さて、そろそろ戻りますか」


「そうだね」


良祐は立ち上がり紅希に向いて言った。




「おせ~よ」


良祐と紅希が教室に戻ると空が言ってきた。


「わりぃ」


「はい、空」


空が使っている机の上にさっき買ったジュースを置いた。


「サンキュ~」


空がジュースを飲んでいる間に良祐と紅希は隣の席に座った。


「んじゃ、あと、一時間頑張りますか」


「おう」


「うん」


ジュースを飲んで気合が入ったのか空がやる気になって答えた。




「よし、補習は今日で終わりだ。残りの休みは怪我だけはするなよ」


「は~い」


先生の言葉を聞いて良祐達は教室を出て行った。


「な~、メシ食ってどっか行こうぜ」


「オレは良いぞ」


「僕も良いよ」


空の提案に拒否する理由も無いので二人はOKした。


「んじゃ、メシに行こうぜ」


そう言って良祐達はご飯を食べに行きその後、色々な店に寄っていった。


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