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THIRD EYE  作者: 暇な青年
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第1章 朝

二回目です。主人公だします。

最後まで読んでください

夜が明けて街には少しずつ動き出す。早い人は会社や学校に向かう人が出てくる。


そんな中ある家の一室で一人の少年がベッドで布団に包まって寝ている。カーテンを閉めきっているので、外からの太陽の光は届かないので部屋は薄暗い。


少年の枕元にある時計が七時になった途端アラームが鳴り出した。


その音に反応した少年は布団から右手だけ出し手当たり次第に物を触っているが時計には触れていない。その間もアラームは鳴り続けている。


すると勢いよく布団を引き剥がし枕もとの時計のアラームを止めた。


「ふぁ~」


腕を伸ばしあくびをすると少年はカーテンを開け、自分の部屋から出て行った。


(俺は、高藤良祐(たかふじりょうすけ)、桜田高校の一年生だ。昨日まで目の調子が悪かったので病院で検査や治療してたんだがやっと治った。と言うわけで今日からまた学校に登校するわけだがなんせ一週間ぶりだから、ちょっと緊張している。って誰に言ってんだ?)


などと考えてると家のインターホンが鳴った。


(誰だよ、こんな時間から)


今は七時ちょっとすぎなのだが、こんなに朝早くから人が来るとは思えないと思いながらも急いで玄関を開けた。


玄関を開けると外にいたのは空と紅希だった。


「っよ!良祐」


「おはよう。良祐」


「お前ら、何で?」


空たちにビックリした良祐は二人に聞いた。


「何でって、一週間ぶりの学校に一人じゃつらいでしょ?」


と紅希が左手の人差し指を立てた。


「まぁな」


さっきまで思ってたことを当てられてとっさに出た言葉だった。


「それに良祐一人暮らしだろ?母さんが朝メシ作ってくれたぜ」


空が右手に持ってる風呂敷を良祐に見せた。


「サンキュー」


良祐は幼いころ両親が事故で亡くなっている。そのため中学卒業まで婆ちゃん家に住んでいたが高校が遠いとしって一人暮らしを始めたのだ。


もちろん先生方もそのことを知っている。いまさらながら空と紅希は小学校のころからの友達である。


「まぁ、まずは入れよ」と家の中に招き入れた。


椅子にに座り空が持ってきた風呂敷をあけるとプラスチックの箱に玉子焼きなどのおかずやサンドウィッチがぎっしり入っていた。


「うまそー。いっただきま~す」


とサンドウィッチを手に取り口に運んだ。


「良祐、目は大丈夫か?」


空が良祐に聞くと「バッチリ」と親指を立て大丈夫といった風に手を出し言った。


「ならいいか」


空が安心した風に言った。


「それは良いけど時間大丈夫?」


紅希が聞くと良祐は壁に掛けてある時計を見た。


現在七時十五分


「っげ」


時間にビックリした良祐は手に持ってるサンドウィッチを急いで食べ洗面器に向かった。


良祐の家から学校に行くまで最低でも四十分は掛かる。ので良祐はいつも七時三十分には家を出るのである。


「紅希!頼む、俺の部屋からカバン取ってきて」


ドライヤーの音と良祐の声だけが聞こえた。


「しょうがないなぁ」


椅子から立った紅希は良祐の部屋に行くため二階にむかった。


そのとき空はと言うとのんびり椅子に座って麦茶を飲んでいる。


「暑いなぁ。まだ六月なんだけどなぁ」


空がぼやいてると


「行くぞ空」


制服姿の良祐と二階から降りてきた紅希が空に言った。


「うぃ~」


そう言って空は玄関に向かい良祐達と一緒に外へ出た。


そのすぐ後、玄関から良祐が鍵を閉める音がした。


二回目でした。どうか気長に読んでください。

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