第18章夏休み編 お誘い
いまさらながら俺は地元意外分からないので出てくる町などは、架空なので悪しからず。
メールの題名があったのでそれを読むと良祐は声を上げて驚いた。
「何で!?」
メールの差出人は桜だった。
メールの題名に『北条桜です』と書いてあった。
メールの内容を急いで確認した。
メールの内容はこうだった。
『どうも。桜です。
今日、時間ありますか?
時間が空いているなら一緒に出かけませんか?
返事待ってます。
P.S
アドレスは紅希から聞きました。
電話番号は090〇〇〇△△△XXXです。
登録お願いします』
そのメールは絵文字やデコレーションされて無いシンプルなメールだった。
「・・・・・・」
一通りメールの内容を読んだ良祐は右手で自分の頬をつねった。
「い、いって~」
夢じゃないと分かった途端、良祐はメールの返信する事にした。
「・・・・・・」
(どうすればいいんだ?)
返信しようとしたが、なんて返せばいいか分からないでいた。
「・・・・・・よし」
メールを打ち、それを打ちを得ると良祐は何度もメールの内容を読み返し送信した。
「・・・・・・」
目をパチパチさせて落ち着かないでいると、すぐに返事が来た。と思ったが違った。着信音がメール受信の音楽じゃなく着信音だった。
「マジ!?」
携帯をとると画面にはさっき登録した桜の電話番号が出ていた。
「ん~」
困った顔をして良祐は電話に出た。
「もしもし?」
「あ、良祐君出るの遅いな~」
いつもの桜と比べて電話での桜はテンションが高いと感じた良祐だった。
「どうしたんですか?」
「メールで送ったでしょ?そのまんまよ」
(そのまんまって・・・)
「えーっと、先輩?」
「何?」
「まず、質問をいくつかして良いですか?」
「どうぞ」
良祐は桜に許可を取って質問を始めた。
「・・・まず、先輩は何で俺を誘ってるんですか?」
まず良祐が一番聞きたいことを最初に聞いた。
「それは・・・」
「それは?」
「本当は春子と行くはずだったけど、急用ができて行けなくなったの」
「なら、他の人は?それに空や紅希もいるじゃないですか」
当然のように聞く良祐に対して桜は
「だって、他の友達は彼氏とかと出かけるって言うし、空は、今日学校で紅希に聞くと「良祐を誘えば良いじゃないですか」って言われたの」
その話に良祐は聞こえないようにため息を付いた。
(紅希のやろう)
「・・・俺を誘った理由は分かりました。
んで、どこ行くつもりなんですか?」
「春風に行きたいの」
「結構遠くっすね」
いまさらながら、良祐たちが住んでいるここは、新盛夏県の灯香市に住んでいる。
桜が言った春風とは灯香駅から終点の駅まで乗ってそれから乗り換えをし、数駅過ぎたところにある春風市である。
「そうなの。それに一人だとつまんないでしょ?」
「そりゃまぁ」
「だから、一緒に行かない?」
桜の声は例えて言うなら彼女に上目遣いで「ダメ?」って言われてるみたいに感じる良祐だった。
もちろん良祐はこの16年間、そんなセリフ聞いたことも無いのだが。
「・・・・・・良いですけど、この前言ったように変なウワサされても知りませんよ?」
考えた末に良祐はオッケーした。
「大丈夫よ・・・・・・それに良祐君なら」
「何か言いました?」
桜の後半の言葉はとても小さく良祐には聞こえなかった。
「ううん。何でもないよ」
「そうですか。それより何しに行くんですか?」
「それは秘密」
「・・・・・・」
良祐は飾ってある時計を見た。
「んじゃ、何時に待ち合わせしますか?」
現在8時38分
桜は電話の向こうで唸ってる。
「う~ん、9時15分に灯香駅で待ち合わせで良い?」
(一時間以上あるな)
「いいですよ」
「ふふ、遅刻はダメよ」
「先輩こそ」
二人して軽く笑った。
「それじゃ、また後で」
「えぇ」
そう言って桜が電話を切った。
「・・・・・」
良祐は時計を見てよく考えてみた。
「・・・・・・ってコレって一大事だよなぁ?」
といきなり緊張し始めてきた。
「やべぇ、緊張してきた。・・・・・・風呂に入って頭切り替えよう」
そう呟いて良祐は二階の自分の部屋に着替えを取りに行った。
どうですか?
ちょっとグダグダ感があるかもしれませんが許してください。