誰も信用しない(はずの)王子と前世が王子を守って命を落とした女騎士の令嬢
「デュラン様!お久し振りです!」
「…誰だ貴様」
「あれ!?お忘れですか!?!私です!ルイスです!!」
「──どこでその名を聞いた。ルイスの名を騙る不届き者め。尋問の後に死刑に……」
「あらら?本当ですよ?本当にルイスです!!生まれたときから貴方にお仕えしていたルイスです!!三歳のときに『ルイスと結婚する!』と言った次の日に令嬢と婚約を組まされ、ギャン泣きしたのを宥めたルイスです!!四歳のお誕生日のときに私のお給料三ヶ月分を投じて買ったネックレスをお贈りしたルイスです!!同僚には『幼い王子には分からないだろうとはいえ執着がヤバすぎる』『王子逃げて』などとドン引きされました!!!あっ!まだ着けてくださってるんですね!!ありがとうございます!!!でも流石に今のデュラン様には小さいので、またお贈りしますね!!令嬢の財力を舐めないでください!!!!パピーにお願いすればイチコロですよ!!!!」
「もしかして、本当に、ルイス、なのか…?ルイス、ルイス…ルイス…!」
「ええ!五歳のデュラン様に送られた刺客から庇って死んだルイスです!!あ、死因は公表されてないので言った方が確実ですかね?短剣に刺され刺殺…かと思いきやそれに塗られた毒がヤバかったので毒殺ですね!!」
「──ルイス!!会いたかった!!!」
「私もお会いしたかったです!あ、ちなみに今の私って身分的にも釣り合うと思うんですけど、どうです?」
「結婚しよう!!」
「もちろん!!!」
完!!!!!!




