僕たちは世界を憎む
作者の自己満及び思いつき注意
血行グロい展開なるかも
2☓☓☓年
日本が研究及び開発している兵器は、核兵器などではなく
生物兵器だった
もちろん、国民に対して公にできるようなものではなかった
危険性が高すぎるとゆうだけの理由ではない
倫理的におかしいものであったからだ
ウイルスがどれだけ危険かというと
体内で驚くほどの速度で繁殖し
高い確率で感染し
100%死ぬ
そんなものであった
そんなウイルスに耐えうる人間など存在しなかった
だから、国は強制的に受精卵を作り
遺伝子操作をして、ウイルスが体内にいても
発症することがない子供を作り上げた
遺伝子操作をした赤ん坊にウイルスを埋め込み
生きているだけ、殺傷性の高いウイルスを撒き散らすような
存在にしてしまうなど、許された行為ではなかった
故に、国は大金を使い
研究所から決してウイルスを持ち出さないように
また、«保菌者»となった7人の子供たちが決して研究所から出ることがないように
警備を徹底した
だが、子供たちにとってそんな警備は無いに等しいものだった
子供たちは同時に、遺伝子操作の研究対象ともされていた
日本の中で知能が高いものや、運動能力が高いものから集めた精子や卵子を更に操作し
超人的な肉体や、体力、知能、聴覚、嗅覚、視覚を得ることができるようにしていた
つまり、化け物と呼ぶのがふさわしく感じるほどの能力を持った子供たちが7人もいれば
脱走など簡単だったのだ
そして、子供たちが脱走した一週間後
日本は滅んだ
悪魔のような力を手に入れようとした代償は、国一つだった