僕は君を呪い潰す
通りすがる人集り
僕を見てなどいない
視線に脅えた日々から
逃げて、逃げて、ここに居る
嫌っていたはずの視線を欲し
僕は今日生きた証を残す
君の目に、君の頭に、君の心に、呪いをかける
陽の光が僕を照らすとき
ステージで僕は叫ぶ
地獄なんかへっちゃらさ
よく見ていろ覚えていろ
僕がここで生きていることを
呪いをかけていることを
さぁ、始めよう
止める人も近づく奴もいないこの街で
気づかせてやるんだ
殺された僕の心に
君の呪いを深くするんだ
後悔で飲み込んでやる
海の底のよう体が重くて耳も遠のく
息を吐き出し深く沈んだ
見ているかお前の目に
頭に、心に、僕は居る?
僕の命は燃えている
もう君の手の届かない場所で
古瀬