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本好き、谷子 (⋈◍>◡<◍)。✧♡

「帰渋」製作委員会。教室でも、体育館でもどこでもいい。ここにいるのは、谷子と作者だけにしておこう。


「作者、一つ質問していい?」

「なんだ?」

「どうして谷子は生まれたの?」

「忘れた。」


渋井谷子の奇跡は、元々、どうすれば書籍化できるのか? というところを突き詰めて、「出版社が泣いて喜ぶ、出版不況の時代に、本が売れる話にしよう。」と出版業界に媚びを売った発想から、始まっている。


「そうだったのか。」

「感心するな!」

「すまん、すまん。ということは、本を題材に物語を、ずっと回していこう。」

「読書、最高~♪」


いや、そこは「そんな決め方でいいのか!?」とツッコンで欲しい所だったが、谷子は、ツッコミ役ではない。谷子は、本が大好きな女の子の設定である。谷子は、本には目がない。誤解の無いように書いておくが、作者もボケ役ではない。


「物語の内容は、本を中心に展開する従来通りの展開に決定。谷子が読む本を変えれば、無限に物語を続けることが出来るという、ロングセラー狙いが可能である。ここまで一瞬で思い描ける俺、偉い。」

「あくどい。」

「わ~い~♪ 褒められた~♪」

「誰も褒めてない。それに「わ~い~♪」は、私のセリフだ!」

「おお!? そういえば、そうだった。」


久しぶりで忘れてるな。谷子が「うわぁ!?」ガールだったのは覚えている。「わ~い~♪ ドリバリー~♪」ガールでもあった。そうだ! 本が好き過ぎて、社会経験が乏しく、デリバリーをドリバリーと言ってしまう、それが谷子だ。


「思いだしながら書く、これもしんどいな。」

「私から浮気するからだ。」

「そうだな、天罰なのかもしれない。」

「いや、そこは否定しろよ!?」


でも、無名素人で好き勝手に書いている。自分が文字書きをするとは思わなかった。恐らく、筆が早いので、他の人間の10年を1年で経験しているだろう。これから谷子1本で頑張ると決めることができたのも、自分の経験値が達したのだろう。レベルアップしているよね?


「本か、谷子はツタヤでアルバイトをしている設定だったな。」

「そうだよ。」

「スポンサーじゃないから、ツタヤをタツヤって、呼ばないといけないのかな?」

「タツヤ・・・。」


ツタヤと思うと、残念な響きだ。谷子は、家が貧乏で高校生なのに、アルバイトをしている。イマドキのアルバイト共働き両親。大家さんのおばあちゃんが、天井裏の部屋を貸してくれた。谷子は、家賃を払うために働くことにした。


「タツヤは、使えない。」

「そうだね。」

「渋谷のスクランブル交差点にあるレンタルショップにしよう。」

「スターバックスコーヒーもダメなのかな?」

「渋谷のオシャレなコーヒーショップにしよう。」

「著作権は50年問題も大変だ。」

「肖像権だろ。」


素人に分かる訳がない。ただ、今回、ダラダラ書いていて、冷静に考えると、置き換えると、こういう書き方になるのか!? と、気づく。今まで諸突猛進でやってきたから、整理するのには、ちょうどいいというか、初めてか。でも、そういう書き方をすると、普通の作家の書き方になってしまう。


「話が逸れた。題材は、本。アルバイト先は、ニュアンスが分からないので、使えない。どうする、谷子?」

「おまえが考えろよ!?」

「そうだな。本のある場所といえば、本屋で立ち読みか?」

「私は立ち読みはしません。」


谷子は、図書館で本を借りるので、子供たちの教育に悪い、立ち読みなどはしないのだ。ただ、谷子と図書館のおばちゃんは、全作で書いてしまっているので、使いにくいな。谷子は、図書館のおねえさんを臨時でやって、子供たちに朗読会もやったことがある。


「そうだ! 図書部にしよう! これなら高校生らしい!」

「女子高生じゃないのか!?」

「良かった! 谷子に部活動をやらしてなくって。」

「バイト忙しいから、無理。」

「そんなこと言わないで!?」


ということで、「帰渋」のメインストーリーが部活動に決まった。図書部なら本を変える度に、新しい物語に突入できる。俺、頭いい。これがスキルやアイデアを思いつくということだろう。


「たくさん、書く必要はない。1作品だけ当てればいい! それで派生、番外編、アナザーストーリー、新約、特別篇など、純粋なファンから、10年、20年お金を吸い取ってやる!」

「悪魔かよ!?」

「いえ、人間ですが? なにか?」


みなさんに、夢と希望を、そして感動と楽しい時間を届けたい。少しでも笑顔になってくれたらうれしいです。エヘ。結局、ヒット作は裏を返せば、そういうことである。1巻を買ってしまったので、先が知りたい、若しくは全部そろえなければ!という使命感だけである。手が切れずに、ズルズル20巻までコンプリートし、やっとお金の無駄と気づく。コレクションを止める時の虚しさ。


「お金と時間を返してください!」

「おまえが言うな! 書き手だろ!?」

「そうでした。エヘ。」


最後の本音は、1話2000字越えの調整のためだけに書いている。カドカワ・カクヨムは、読む人がいないけど、もしも読んだ人間がいたら、共感しているだろう。


「わあ! 虹がきれいだ!」

「どこに虹があるの!?」

「谷子、心が汚いんだな。心のきれいな人にしか見えないんだぞ。」

「おまえに言われたくない!」


整理しよう。谷子が帰ってきた。人気スポットの渋谷、奥渋に便乗して「帰渋」にしよう。メインストーリーは、本、図書部の部活動。この話は、これだけ決まれば、十分でしょう!


つづく。

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