登場人物紹介
人物紹介
宮坂お父さん:しがないサラリーマン。一応課長様。中小企業勤めでお母さんとは別の仕事。地味でおとなしくとても優しい。よく見れば容姿は何気にイケメン風。いまだお母さんにべた惚れ。故に尻に敷かれっぱなし。お母さんとは幼稚園からの幼馴染で、一生懸命頑張ってアプローチして結婚してもらえた。学生の頃は、お母さんの下僕、かばん持ち、召使とよく言われていたが、内心喜んでいたとか。所謂侍従属性か。土地持ちの家柄のお母さんの家へ婿養子で入ってきて、立場がちょっと弱い。旧姓田島。夫婦は一緒の部屋。末っ子を挟んで川の字に寝ている。時には別の子供たちも来て、みんなでくっついて押し合いへし合い寝る事も。その際、良くベットから蹴落とされる。子供たちの事も目の中に入てても痛くないほど大好きなのに、たまに長女や三女にうざがられしょんぼりする。趣味は家族と一緒にいることと、何気に広い家の庭いじり、月二万円のおこずかいをやりくりしてためて、ごくたまに近所の居酒屋に飲みに行くことくらいしか。年に何回か、お母さんとゴルフにも行く。
宮坂お母さん:代々続く大きな家柄の跡取りである強い母。アラフォーとは思えないほど美人でお父さんより背が高く、トップモデル並みの容姿。しかし見た目に反しかなりの武闘派で合気道など有段者。小学生の頃は、お父さんを練習台にして稽古していたという。そのとき、お父さんはほぼされるがままだったとか・・・仕事は家業の不動産管理運営の仕事で、お父さんよりもはるかに稼がいい。もちろんお父さんの事は幼いころから大好きだが、少々Sっ気が多いため、多々つれない素振りでお父さんをもてあそぶ。結婚前も、必死にお父さんがアプローチしてきて、内心は本当に嬉しかったが、ついついそっけない態度をとって、もてあそんでいたことも。学生時代はミスキャンパスに選ばれ、様々な意味で「学園の女王様」として名をはせたとか。子供たち大好きでお母さんとしてはすごく優しい。料理も上手。主に洋食の方が得意。家族に害をなす者は、えげつないほど容赦なく徹底的に潰す。趣味は家族と一緒にいることと、仕事、ゴルフ、旅行、夫をもてあそぶetc
長女 文香:中学3年生になりました。宮坂家の長子。お母さん譲りの美しい顔立ち。背も高め。将来は相当な美人になりそう。真っ黒な黒髪を背中まで伸ばしている。成績は優秀で、運動もできる。とてもしっかりした子。兄弟の中で一番部屋が片ついていて、大人びたおしゃれな内装になっている。着るものもおしゃれでセンスが良い。料理も上手。主に和食が得意で、次女の食欲を満たすため、かなりの量の料理を手際よく、そして美味しく作る。忙しい母に代わって、家事をよくやる。まだ思春期真っ只中の中学生なので、結構な男嫌い。ただ、幼馴染の賢太郎君には不器用ながら好意を持っている。お父さんお母さんはもちろん、妹弟が大好き。妹弟達の面倒をよく見る。特に弟の事が可愛くて仕方がない。また、次女のガサツさとアホさに毎度手を焼いている。三女にはよく懐かれ、一緒にお菓子作りとかもする。学校では男女問わず人気がある。次期生徒会長との声もあったけど、あまり忙しくなると家族と遊べないと辞退。現在は整美委員長。小学校の頃はテニススク―ルに通い、大会で優勝したこともあったけど、大会への遠征やら練習やらで、弟妹達と遊ぶ時間が少なくなるという理由で、現在はやっていない。中学校ではお祖母ちゃんの影響で、華道・茶道クラブに所属している。趣味は家族と一緒にいること、テニス、スキー、弟をかまうこと。尊敬する人はお母さんお祖母ちゃん。
次女 陽菜:小学6年生になりました。宮坂家の第二子。やはりお母さん譲りの整った顔立ち。静かにしていれば深窓の令嬢と呼ばれるだろうが、何しろ活発な子。運動神経が群を抜いており、スポーツ全般が得意。小学生なので、サッカーや野球も男子よりも上手。天真爛漫。まだ女性との自覚に欠けているため、いろいろガサツな言動が目立つ。クラスでは一番の人気者で、バレンタインデーの時は、男子女子問わず、たくさんチョコレートをもらってくる。自分の部屋は汚い。シャツやパンツが脱ぎ捨てられ、お菓子の袋や少年向けの漫画が散乱し、週に1回は姉に怒られながら強制的に掃除させられている。成績の方は、運動とは真逆でからっきしダメ。勉強が大っ嫌い。4年生の頃、国語で0点取った挙句、自分の名前の漢字も間違え、名前欄にまで×をもらったことがある。長期休みの終わりの頃になると、やっていない宿題を長女の鬼のような監視の下、涙を流しながらひーこらやるのが家の風物詩となっていた。しかし最近、大量の宿題の消化に毎度毎度付き合わされる文香さんがブチ切れ、強制的にスパルタで毎日の宿題をさせるようになり、計画的に勉強ができるようになってきた。見た目は細っこいのに大食漢。朝晩とどんぶり飯を食らい、お昼の給食はもちろんおかわり。もちろん家族みんなが大好き。ただ、姉には頭が上がらない。明るく活発な反面、幽霊や妖怪、怖い話、雷、など怖いものが大っ嫌いの怖がりさん。夜中に怖い夢を見たり、雷が鳴ったりすると、怖さのあまり、お父さんか文香さんの布団に潜り込む。趣味は家族と遊ぶこと、運動、食べること、寝ること、ゲーム。少しファザコン気味。
三女 美咲:宮坂家の第三子。小学校4年生になりました。お母さんとお父さんのいいとこだけを取った、ふわふわ髪の毛のほんわかした西洋のお人形さんのような可愛い顔立ち。お父さんに似て、おとなしくとても優しい子。成績は良く、読書家。ぬいぐるみや人形など可愛いものが大好きで、部屋の中は女の子らしい可愛い内装でぬいぐるみがあふれている。お菓子作りが大好きで、良く長女と一緒に作る。さらに、お母さんが教えてくれた料理も得意で、手先に器用さも相まって、板前さん顔負けのお料理を作る。ねじり梅などの飾り切りなど、プロ級の包丁さばきをする。また、手先が器用なので、お祖母ちゃんに教えてもらった裁縫とか編み物も大得意。部屋に飾ってあるぬいぐるみの大半は自作。浴衣も一人で仕立てられるようになった。運動は苦手。泳げない。寒いのも苦手で、冬は暇さえあればこたつに潜り込んでいる。家族が大好き。家族がそろわないと寂しくなる。お父さんやお母さんが出張で留守になると、目に見えてしょんぼりする。時折、超絶甘えん坊に変身し、お父さんやお母さん、姉達に抱き着いて放さなくなることがある。反面、弟の面倒はよく見て可愛がり、お世話をする。お手伝いが大好きで、炊事、洗濯、掃除など家事のほとんどを主婦顔負けにすることができる。筋金入りのインドア派で、お家にいるのが大好き。休日はめったに外に出ない。特に冬休みは、家族で近所に初詣に出かける以外は家の中に籠ってしまう。家ではよく次女とゲームをして遊ぶ。趣味は家族と一緒に家にいること、読書、お菓子作り、お料理、お裁縫、ぬいぐるみ集め。
長男 颯太:宮坂家の末っ子。小学生になりました。三女をより幼くしたようなふくふくしたほっぺに、小動物のようなまん丸の目、ふわふわの髪の毛の天使のような容姿。身長は一年生の平均よりも少し小さい。でも元気で活発。まだ一年生で幼いと言うこともあって、必ず女の子に間違われる。たまに、家族に振り袖とか、女の子の服を着せられるが、違和感なく着ている。猫や犬などの動物の着ぐるみのパジャマを着た姿など、もう家族全員がその可愛さに悶絶。宮坂家のアイドル。通う小学校でも愛されっ子。極度の甘えん坊で、家では誰かしらにくっついている。可愛いあいまりよく姉妹間で長男の取り合いになる。お菓子が好きで、長女や三女の手作りお菓子を、リスの様にカリカリ食べる姿に、家族はメロメロ。生まれたときは、少し早くに産れ、長い間保育器にいて、さらに体も弱く3歳になるくらいまで入院などもして、家族をやきもきさせた。しかしその後は元気いっぱいに成長中。一年生になり、生まれて初めてスーパー銭湯に行ったり、列車に乗って旅行に行ったり、自分のお小遣いでお買い物をしたりと、日々いろんな初体験をしています。ただ一年生になって、自分の部屋をもらい、ボクはもうお兄ちゃんだからと、初めて一人で寝る事に挑戦したけど、やっぱりさびしくなってお母さんの布団に戻ってきて、まだ当面はお父さんとお母さんと川の字で寝るようです。お母さんの腕の中で、絵本を読んでもらうことが大好き。お父さんの肩車も大好き。姉妹とお風呂に入って、パシャパシャすることも大好き。お祖父ちゃんとお祖母ちゃんに抱きしめられることも大好き。
宮坂お祖父ちゃん:もうすぐ還暦。しかし見た目は若々しく、どう見ても40歳以上には見えない。身長は180㎝越え。ハワイなどに旅行に行った後など、美形な顔が日に焼け、どこぞのホストかというくらい胡散臭い風貌になる。学生時代はラグビーをしていた。毎朝の運動が日課で、筋肉質の体型を維持している。宮坂お父さんと同じで婿養子。もう半分引退しているけどお祖母ちゃんと同じ不動産、動産関係の仕事をしていた。バブル景気が崩壊した一時期は、不動産関係でものすごく苦労し、お祖母ちゃんと一緒に寝食を忘れて仕事をした。芯の強い人。今も、美術関係の仕事をしている。去年まで、宮坂お父さんお母さんに家を任せ、夫婦そろって近くの、管理人のおじさんではなくコンシェルジュのいるこの街では珍しいマンションを拠点にしていたが、宮坂夫妻や子供たちのたっての願いで今は一緒に暮らしている。昔は、仕事の関係や旅行好きのため、お祖母ちゃんとよく海外へ行き、一年の3分の2は日本にいなかったが、今は国内の仕事だけにしている。実の娘の宮坂お母さんももちろん、孫たちも可愛くてしょうがない。宮坂お父さんとは、同じ婿殿と言う立場で、盟友もしくは戦友のような意識がある。宮坂お祖母ちゃんとは高校の同級生で知り合った。
宮坂お祖母ちゃん:宮坂お祖父ちゃんと同じ年。やはり若々しく、30代前半に見える。身長は178㎝で、昔モデルのアルバイトをしていたプロポーションをまだまだ維持している。顔はかなりの美人さん。今はハワイ旅行で日に焼けていて、パワー溢れる肉食美人に見える。日に焼けたお祖父ちゃんとお祖母ちゃんが並ぶと、妙に暑苦しい絵図らになる。合気道の師範で、宮坂お母さんの師匠でもある。旧家のお嬢様だっただけあり、見た目に似合わず、華道と茶道もたしなむ。仕事は、お祖父ちゃんと同じ仕事で、苦労を分かち合った。一人っ子の宮坂お母さんは自慢の娘。孫たちを溺愛している。文香が生まれたころ、初めてのお年玉だと、うん百万の札束を渡そうとして、宮坂お母さんにたしなめられたことがある。自分に息子がおらず、娘と幼稚園の頃からの幼なじみだった宮坂お父さんを、小さい頃から息子と思って可愛がっている。少々愛情表現が過激。高校の頃は、お祖父ちゃんが生徒会長、お祖母ちゃんが副会長をやっていた。