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渦の巻 第1話 カード オン マイドシップ

俺の名はカード オン マイドシップ。レベル29の魔法剣士だ。天下一と名高い『七剣王ブーガン』と渡り合える数少ない勇者だと自負している。


やつがこの『慣わしの墓』に挑戦すると聞いたからには黙ってはいられない。剣の腕こそやや遅れをとっているものの、今の世の中それだけでは優劣は付けられない。難関のダンジョン攻略こそが英雄の条件。やつより早くここを制覇すれば俺の名は世に轟く。


だからこそ今回のパーティには多額の金を投資してきた。魔術師2名に僧侶1名はレベル30以上。探検家に狩人と破壊力、防御力、機動力ともに万全の布陣だ。不満を言えば亜人種が多いことぐらいだろうか。


「カードさん。強力な結界が張られてますね。僕たちの魔力が半減してます。調査サーチの魔法範囲も半径3メートルぐらいに抑えられてます。」

「お、おお。予定通りだ。」

全然予定通りじゃない!なんだそりゃ。そんな話聞いてないぞ。隊長としてはパーティの手前、知ったような顔をしたが…。だったら初めから肉弾戦用のパーティを組んできたのに…。いや、今さら後には引き返せない。やつに先を越されたんじゃ意味がないからな。


「敵モンスターが現れました。マーベル3体にミノタウロス5体です。」

な、なんだって!?魔獣系のマーベルは群れを組まないんじゃなかったか。一体だってやっかいな相手じゃないか。しかもあのミノタウロスたち相当レベルアップしてるじゃないか。くそー!

「俺が一発ぶちかましてやる。破空烈爆殲ジ・シェーンガ!!」

こうなりゃヤケクソだ!やってやる!

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