表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/19

Turn1~東真~

~~~~~~~~~


↑について。


これは切り替わりの印です。

画面が切り替わった程度に思って下さい。



ここは…?

見渡すと緑豊かな街があった。


?「ここはナルヤーナ街です。」


急に声がしたから振り返ってみたら…そこにはRPGでいう村人が立っていた。


ひょっとして村娘か?


東真「お前は誰だ?」


見た目は人間だが…。

さっきの声は何か機械っぽかった。


機械人間だろうか?


マリ子「マリ子といいます。貴方のナビゲーターです。」


東真「マリ子って…」


ダサイ名前だな…

ナビゲーターという事は少なくとも敵ではないみたいだな。


マリ子「ここで何をなさいますか?」


東真「は?」


マリ子「一応ゲームですから、ターンが存在するのですよ。」


ふぅん…成程な。

さて、何をしようか…


って!


東真「おいっ、あの四人はどうした!?」


四人の姿が見当たらない。

一体何処に行ったというんだ?まさかこの世界に?


マリ子「えっ?他のプレイヤーが気になるのですか?」

東真「そうだよ!」


マリ子「他の方も貴方と同じように駒を進めようとなさってますよ。」


東真「…そういうことじゃなくて、もっと細かい事だよ!何処にいるとかよ…」


マリ子「………」


東真「マリ子?」


何故いきなり黙った…?


マリ子「マリ子困っちゃう☆」


東真「はぁっ!?」


何だいきなりこいつは!!


マリ子「マリ子はナビゲーターであって、地図とか監視カメラとかじゃないんですぅ!


だから皆の居場所分かんない(てへぺろ☆)」


東真「完全にキャラ崩れだな。」


マリ子「機械にキャラなんてありませ~ん(きゃはっ☆)」


東真「とりあえず、落ち着け。」


マリ子「…で、どうなさるんですか?」


あ、戻った。


東真「何をつってもよぉ…」


何していいか、分からないぜ…


マリ子「貴方のそのサイコロが何の為にあるかご存知で?」


東真「何の為って勿論進む為だろ?」


マリ子「ご☆名☆答!さぁ、振って下さいっ!」


東真「分かったよ、振ればいいんだな、振れば…!」


俺はポッケからサイコロを取り出した。


こんなものを投げて何が変わるんだ…?


東真「よっ…」


無くさないように、軽めに投げる。サイコロは地面に落ちて転がり、「3」の数字で止まった。


東真「3だとよ。」


マリ子「では3、マスを進めますね!」


~~~~~~~~~~~~~~


?Ⅳ「やっと始まったようだな。」


?Ⅰ「じゃ俺はお嬢様といこうか。」


?Ⅱ「私は女の子でいくでショ!」


?Ⅲ「んじゃ俺は弱っちいので。」


?Ⅳ「なら(わたし)は、あの叉玖埜という少年だな。」


?Ⅰ「残りはどうすんの?」


?Ⅱ「人間代表でショ。」


?Ⅲ「ナビゲートはマリ子にやってもらってるぜ。」

?Ⅰ「げっ、マリ子だと… 」


?Ⅱ「あらら…お気の毒でショ。」


?Ⅲ「何か面白かったからさぁ~(笑)」


~~~~~~~~~~~~~~


東真「おいっ!」


サイコロを振った後、マリ子が急に移動するからとりあえずついて来たはいいが…、


東真「早すぎだろっ!」


あまりにもマリ子が移動するのが早く、置いていかれた。



マリ子「あっ、何か発見しましたよ。」


マリ子が指を指した先に、キラキラ光った何かが落ちていた。


東真「これってまさかフルか?」


さっき渡された物に似ている。どうみてもフルだ。


マリ子「さぁ拾って!」


言われた通りに拾ったはいいが、罪悪感が…


東真「なぁ、これ…ネコババは良くないだろ?」


マリ子「そんな事を気にしてたんですか?ほら、どこぞの勇者も家に入るなり箪笥から薬草盗むじゃないですかぁ。」


東真「まぁそうなんだけどな。」


…違うポッケにいれておくか。


マリ子「これでターンを終了しますが宜しいですか?」


東真「おぅ、次は誰の番なんだ?」


マリ子「プレイヤーⅠです。」


東真「プレイヤーⅠ…」


誰だか分からねぇけど、きっとあの四人の誰かだろうな。




プレイヤーⅤ 東真


ゴールまで後、

“197マス”





はい。

今回は記念すべき1ターン目!

東真くんからスタートです。

ちなみにこの小説は東真くんが主人公ですが、ターンによって主人公が異なります。


今回はターンが東真でしたから東真目線ですが、次はプレイヤーⅠの視点となります。



ころころ変わるので、ご注意を。


後↑の表示ですが、毎回切り替わります。プレイヤーが増えれば、表示も増えます。


さて、最初のターンに東真くんはフル(お金)を拾った訳ですが…


案外いい奴なんですね。

ネコババは良くないって!


では次、1turn~playerⅠ~の番ですね。


お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ